講義レポート

カフェ自由大学 キックオフイベント レポート

社会変革はカフェからはじまる

梅雨の晴れ間の6月13日土曜日にCOMMUNE246エアドームステージで、この秋から開催される「カフェ自由大学」のキックオフイベントが開催されました。

イベントでは、ポートランドから取り寄せたコーヒーをテイスティングしました。また、カフェ・カンパニー株式会社代表取締役社長の楠本修二郎さんと自由大学ファウンダーの黒崎輝男さんをお招きし、モデレータのカフェ・カンパニーの吉川さんを交えたトークショーも行なわれ、カフェの歴史やこれからのカフェ的な要素の必要性について語られました。

朝の10時から、熱気で会場が包まれました

朝の10時から、熱気で会場が包まれました

今、時代が求めているカフェ的な要素

楠本さんは、他業界企業からもよくコミュニティー形成をどのように作ったら良いのか、相談を受けるそうです。企業文化にカフェ的な要素がある、NIKEやAppleが自社をキャンパスと呼ぶように、社内外の横断的なコミュニティー形成を促すには、カフェ的な要素が欠かせないと言います。

ヒエラルキーをとは無縁で、居心地が良く、クリエイティブなアイデアを呼び起こす空間。
1杯のコーヒーを媒介とし、人間関係をどう広げていくかといったスモールサイズのアプローチ。

企業でも、地域でも上記のような場所の必要性が高まっています。

そして黒崎さんからは、SNSやWebなどが発達していているが、面と向かった人間らしいコミュニケーションはなくならない。異なる点と点が繋がるリアルな場として、カフェ的な視点や要素がこれまで以上に重要になるのではないのか、という話をされました。

カフェの可能性や社会的な役割をとても考えさせられたトークショーは、大盛況のうちに終了。
カフェ的な要素は、9月に開講する「カフェ学」にて深く掘り下げていきます。

01

ヒッピーカルチャーや日本の喫茶店について話す黒崎氏(写真中央)

Antenna WIARDカフェの前では、ポートランドのロースターから取り寄せた豆の飲み比べが行われました

Antenna WIARDカフェの前では、ポートランドのロースターから取り寄せた豆の飲み比べが行われました

カフェ的な要素について語る楠本氏(画面右)



関連する講義


関連するレポート