講義レポート

Summer Camp for Creativity in Portland at PNCA

開催概要

日程:2013年7月21日(日)~8月11日(日)
場所:Portland, Pacific Northwest College of Art(PNCA)

ポートランドの街に飛び込み、その空気を体感しながら現地の美術大学Pacific Northwest College of Art (PNCA)で学ぶ3週間。

週ごとにプログラムで、1週間だけの参加者から3週間どっぷりの参加者まで様々。アートやデザインは言葉を超えたコミュニケーション。

エッチング、スクリーンプリント、セラミックアートなど、手を動かしながら、みんなで考え、体験し、クリエイティブな環境で何かを創っていくことで、英語が得意じゃない人も、楽しみ学べるプログラムに。参加者それぞれの創造性、人生観を探求する夏になりました。

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ポートランドってどんな街?

全米一環境に優しい都市と言われるオレゴン州ポートランドに、クリエイティブでいきいきした人たちがどんどん集まっています。前向きにサステナブルな意識を持ち、生活を楽しみ、人々がつながり合っています。お店も、食べものも、本も、自転車も、仕事も、自分たちでつくってしまおうというDIY精神が街中に溢れるここでは、NIKEやWieden+Kennedyなど世界的な企業が生まれたり、ACE HOTEL、STUMPTOWN COFFEEや、Powell’s Booksといった個性的な店舗が数多くあります。ユニークでクリエイティブなライフスタイルを提案する魅力的な住環境が、アメリカ国内だけでなく世界中から注目されています。

 

Pacific Northwest College of Art(PNCA)

pncaPNCAはもともと、アートをどう見るか? それを社会にどう位置づけるか? アートやデザインで社会の問題をどう解決するか? という視点を持ちながら、たくさんのクリエイターを育て、この街と一緒に育ってきました。

クリエイティブ都市ポートランドの中心となる地区「パールディストリクト」の再生が成功した3つの理由に、1つめはPNCA、2つめはワイデン+ケネディ(W+K)、3つめはzibaが、そこにあって果たした役割が大きいと言われています。このように、アートとデザイン、そしてそこから仕事を生み出すことに対してもとても積極的な思想と、その環境をもっている大学です。

【Week1 Program】アート+クラフト

手を動かすことからはじめよう。平面、立体、ミックスメディア、写真、家具、映像などいろいろなものを実際に自分の手で作ってみることで、柔軟性や自分自身のクリエイティビティーを発見し、今までとらわれていた常識やこだわりを考え直す実験を楽しむ一週間でした。
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【Week2 Program】 コミュニティー+デザイン

工場や倉庫をアートとデザインでカッコよく再生したパールディストリクト。この街を実際に体験しながら、都市とコミュニティーとの可能性を探求する1週間。ワイデン+ケネディやNIKE、ZIBA DESIGN、ホームレス支援施設、ファーマーズマーケット、街をリデザインする再生系建築家などに学びました。

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【Week3 Program】 ものづくり+コトづくり

DIY精神でとことん楽しもう。自分オリジナルのセラミックアートを制作したり、手を動かし外にも出かける。東日本大震災の影響で日本からの漂着物を拾いにいきました。オープンマインドでじっくりとモノやコトを観察し、新しい自分の発見とその次の自分を見つけ出すクリエイティブな3週間の集大成として全部を体験しつくす最終週でした。

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Q. PNCAでのプログラムで面白かった事を教えて下さい。

・自分の手を動かして何かを作ることの楽しさを思い出して、本当に良かった。

・PNCAの建物、環境、すべてが刺激的でした。

・作品づくりとフィールドワークのバランスがよく、満足でした。

・インタビューなどを通じて、地元の人の考えに触れられたこと。

・ポートランドならではのいろいろなところを見て回ることができたこと。

・観光では訪れない場所に行けたこと、簡単には会えない人達と会えたことが素晴らしい。

・同じようなことを考えている素晴らしい仲間と会えたこと。これが一番の収穫かも。

・今回の旅のキーワードは「実感」だったな感じました。

・自分の内面を自由に表現することは、日本での会社生活ではなかなか体験できず忘れていた。

・頭と身体が繋がっているということの実感を持つことが出来ました。

・英語コミュニケーション能力が、驚くほど上達したことを感じられたことが、嬉しかった。

・アートがコミュニケーションに役立つことを実感した。

・すべてです。

・ポートランドでやりたかったことは、ほぼ全部できた三週間で、どれも本当に興味深かった!

・ラストサーズデーが衝撃でした。なんでもありという、制限の解除と、自分を表現するってこういうことかもというヒントをもらいました。

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