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ディスカッションで学んでいく − Publication Studio Portland, Ore. −

【From TRUE PORTLAND Vol. 5】− Think −

ビエンナーレ「Portland 2014」の Saturday Series のひとつとして、 Publication Studio Portland, Ore. で “authorship(著作者)” についてのオープンディスカッション が開催されました。

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「著者とは何か?」
「パブリッシャーはアーティストになれるのか?」
「キュレーターとパブリッシャーの違いは?」
「ブックショップとギャラリーの違いは?」
などの一見シンプルに見える問いが最初に投げかけられ、活発な議論の呼び水に。


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ディスカッションは、authorship や著者の役割の定義を試みるというよりは、現在の出版やアートの世界でのいくつかの異なる authorship のモデルを検証するような形で進行。
アーティストとしての著者、キュレーターとしての著者、パブリッシャーとしての著者に関連して、題材、志向性、権限、テクノロジー、所有権といったトピックが議論されました。

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実際に Publication Studio で本を出版している著者を含めた参加者により、オープンに意見が交わされ、結論を導き出すことはせずにこの日のディスカッションは終了。
もっとも、現在 authorship の定義は絶えず変化しており、たぶん結論はないのでしょう。

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