講義情報

地域とつながる仕事

地域とつながる仕事

誰かの夢に相乗りして、地域を盛り上げて行くという選択

自由に働く学部-circle自由に働く学部
地域とつながる仕事

講義について

誰かの夢に相乗りするという生き方があってもいい
この講義を担当する友廣裕一です。
これからどんなふうに働いて生きていくのか。まだ働く前の人も、しばらく働いてきた人も、その手がかりを探しながら生きているという人は多いと思います。

なぜなら、働くことは生きることだから。一回限りの人生を、どうやってつかっていくのかは、人生の大きなテーマの一つですよね。かくいう自分もかつてはその1人で、学生時代から、その後まで、安易に自分の人生を誰かに委ねるのがいやで、ひたすらに”自分の仕事”を求めて動き続けていました。

自分の仕事をつくるというと、いわゆる”起業”をイメージし、そこまで自分に強くやりたいことはない、と諦める人も多いと思います。世の中にいるごく一部のスーパーマン/スーパーウーマンを思い描いては、そこまで自分にはパッションもエネルギーもない、とテンションを落とす。かつての自分はそうでした。夢とか、強くやりたいと思うことがない。そんなコンプレックスを抱えていました。でも、自分の人生の主導権を手放さずに生きたいという気持ちだけはありました。一度きりの命なのに「妥協するのが大人だ」なんて、最もらしく正論を語る大人にだけはなりたくなかった。

世の中では、立派なリーダーとして自分の夢を実現する、みたいな話ばかりであまり語られませんが… 誰かの夢に相乗りするという生き方は、実はおすすめです。

ゲストの吉川舞さんは、カンボジアのサンボー・プレイ・クック遺跡に魅せられ現地でガイドの仕事をつくりました

熱がこもった言葉を交わすところから自然と生まれるもの
ぼくの場合は、大学を出てから就職をせず、これといって特殊な技術も専門性もないまま、当時関心があった「地域に関わる仕事がしたい」という思いだけで、全国各地の農山漁村に暮らす農家や漁師、酪農家や林業家の方々を訪ねる旅をすることになりました。(ここに至るまでの紆余曲折は話すと長くなるので、興味のある方は講義でたっぷりお話しますね)

各地で80軒以上の家に泊めてもらいながら、ともに働き、暮らしに加えてもらうことで、それぞれ短い期間でしたがとてもたくさんの学びを得ました。 そしてその旅で、世の中には、すごい能力や知識を持っていても、それが活かされていない人がいるということを知りました。何年も、何十年も積み上げてきた話を聞いていると、自分もワクワクしてきて、それを話している相手も盛り上がってきて、「一緒にやろう」とどちらともなく言う。施しでも、自己犠牲でもなく、想いが重なること。そんな瞬間が、ごくたまに現れました。

相手の夢と自分の夢のあいだで
そんな風にして、それまでは存在しなかったことが、世の中に生まれるということを何度も経験しました。そして気づいたら、相手のそれが、自分の夢とか、やりたいことになっていくんです。ぼくはいま複数のプロジェクトや事業に関わらせてもらってますが、ほとんどがそんな経緯ではじまっています。ものづくりから小売業、農業、水産業、デザイン、国際交流、学びの場づくりから医療、酒づくりまで…ほんとに幅広い分野に関わらせてもらっています。自分の中に具体的なテーマとか夢がなかったからこそ、逆にいろんな人の夢に共感して相乗りすることができるんじゃないかと思ってます。

自分を活かして、人や地域や社会に役立つ仕事がしたいと思っている人は多いと思います。 いつかそんな仕事がしたいと思っていても、ぼくの経験上、ただ待っていても、いつかはなかなかやってこない。 ちゃんと本気で願うこと。そして、小さな行動を起こして、自分のいる環境を変えること。 難しいことではなくって、そんなことで現実は変わっていくと思うんですよね。この講義は、そんな機会になればいいなと思っています。

DOOR TO ASIAゲストの矢部幹治さんのプロジェクト。はアジア各国のデザイナーたちが日本の地域に一定期間滞在し、 地元事業者と自国をつなぐ デザイナーズ・イン・レジデンス形式プログラムです。

講義終了後、進行中のプロジェクトに参加できる!
実は2010年にこの講義の1回目をやりました。約8年の時を経て、満を持して再開することに。すっかり時間が経ってしまいましたが、当時の受講生16人のうち10名くらいが仕事を変えたりして、”地域とつながる仕事”を経験。なにか特別な学びが提供できたというよりは、よい環境ができたことが大きいんじゃないかと思います。悩みを共有したり、誰かの行動に勇気をもらったりすることで、小さな一歩を踏み出しやすくなったんじゃないかと思います。さらに言うと、現実的な仕事を変えなくても、地域と、そしてなにより自分とつながる仕事ができればいいと思うんですよね。

ちなみに今回のゲストはみんな、ぼくが一緒に仕事をしている人たちです。まずはどこかでなにかやってみたい、小さなアクションをしてみたいという人たちには、現場を紹介することもできます。もちろんすぐに仕事を辞めて、とかではなく、今の自分ができることを差し出してみる経験として、小さく動き出せるきっかけにしてもらえたらいいなと思ってます。

いわゆる田舎から、都会、そしてアジアまで。いろんなフィールドがあります。 すでにいろんな活動をしてきた人から、これからなにかやってみたいという人まで。ピントきた方は、ぜひこのはじまりの輪に加わってください!ご一緒できるのを楽しみにしています。

 

(第3期募集開始日:2018年1月22日)

こんな方が対象です

・就職活動中の大学生
・地域に関わる仕事をしたいが、何からはじめたら分からない人
・自分には特別なスキルがないと思っている人
・既に地域に関わっているが、新しい突破口を見いだしたい人


講義計画

第1回

オリエンテーション

この講義に集まったメンバー同士の自己紹介をしながら、自分の興味関心や「自分にできること」を掘り下げて行きます。講義のすすめ方についても共有します。

第2回

自分のプロジェクトを経営する

「社会」という「マクロ」なものから、「個人」という「ミクロ」な存在まで、複眼的視点から、地域とつながる仕事の意味を説き明かしていきます。夢を応援し合う場づくりについても考えていきます。

第3回

地域に根ざした資源を再編集して新たな仕事をつくる

第4回

世界と日本。地域とつながり、地域をつなぐ仕事+ネットワーキング

補講

ネットワーキング

農家、ライター、編集者、デザイナーなど過去の卒業生を中心に、各地で活躍している仲間たちとのネットワーキングを予定。

第5回

地域の人や資源を活かして仕事をつくる人と、それを支える仕事

やりたいことを持っている人を支えたり、誰かの夢に相乗りするような役割は、どんな風に形づくっていけばよいのかを考えていきます。また、各々がこれからどんな風に歩んでいきたいのかを語り合います

岡島悦代

キュレーター

岡島悦代

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ゲスト

友廣裕一

一般社団法人つむぎや 代表

友廣裕一

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友成真一

早稲田大学大学院・教授(環境・エネルギー研究科/早稲田大学・社会連携研究所所長

友成真一

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礒井純充

まちライブラリー提唱者

礒井純充

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伊川健一

健一自然農園代表・茶師

伊川健一

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蜂谷潤

合同会社シーベジタブル代表社員

蜂谷潤

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矢部幹治

エージェント・ハムヤック株式会社 代表

矢部幹治

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吉川舞

ナプラワークス代表

吉川舞

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小俣健三郎

NPO法人おっちラボ事務局長/コーディネーター

小俣健三郎

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スケジュール

講義名
地域とつながる仕事
日程

第1回:2月28日(水)19:30-21:00

第2回:3月7日(水)19:30-21:00(19:00-19:30補講)

第3回:3月16日(金)19:30-21:00(19:00-19:30補講)

第4回:3月21日(水・祝)16:00-20:00

補講:3月21日(水・祝)講義後

第5回:3月31日(土)16:00-19:00

定員
15名 ※定員になり次第締切
申込締切日
2月21日(水)
授業料
36,000円(税込)
キャンパス

COMMUNE2ndメインキャンパス

補講について
欠席した場合、 教授・キュレーターにご連絡頂き、次回講義の30分前に補講が受けられます。 ただし、初回講義案内時にお知らせするメーリングリストにて、欠席のご連絡を予めいただいていた方に限り対応いたします。

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