講義レポート

占いを読み解くカギは他人と比べて個性を知ること

「自分軸をつくる占い(初級)」講義レポート

自分軸をつくる占いは、占い好きだけのものではありません。占いなんて今まで気にしたこともなかったけれど、「自分軸をつくる」という言葉にピンときて参加したという人もたくさんいます。この講義では、占いで自己分析ブックをつくっていきます。それはいわば、自分の取り扱い説明書のようなもの。占いをツールとして自分のことを解剖していくのです。

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生年月日からは自分の持って生まれた適性や本来の性格なんかを観ることができます。講義では西洋占星術を用いて、ホロスコープと呼ばれる図を読み解いていきます。そして、手相からは現在と少し未来の自分の状況を読み取ることができます。さらに、講義ではタロットをやりますが、タロットはまさに今この瞬間の状況や、相手の気持ちを観たりすることができます。こうした占いの特性を知るだけでも、漫然と占いに行ったり、見たりするのとでは違いが出てきますね。

そしてこれらを読み解いていく鍵は、他人と比較してみること。個性は他の人との違いを知って初めて、個性と認識することができます。自分では当たり前だと思っていたことをそうではないと知ることで、それを個性として認識し、活かすことができるようになるのです。自分とみんなのホロスコープや手相を見比べることで、占いの結果に描かれている意味がだんだんと納得できるようになるのですね。

特に意外と見ることが少ないのが他人の手相です。「私、手相が薄いんです」と言われて見てみると、全然そんなことない!という光景が講義ではよく見られます。そのくらい、自分の認識と実際がずれていることがよくあります。本で見てもどの線がどれなのか、わかりにくいのですね。本に書かれていても自分にない線もあったりして、みんなでお互いの手を観ることで、本を読むよりずっと早く、正確に自分の特徴をつかんでいくことができます。自分になくてほしい線を持っている人を見つけたら、その人のことをよーく観察してみたり、行動を変えることで手相は変えることができます。もっと言うと握っているものを変えるだけでも手相は変わるのです。たとえば、筆記用具やカバン、女性なら指輪をつけたりアクセサリーを活用することもできます。
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▲左の方が手のひらが肉厚で正方形に近く男性っぽい手。線だけでなく手のひらの形もみます。

そう、手相が面白いのはどんどん変わっていくということなんです。講義では写真をとったり、お相撲さんのように手のひらにインクをつけてノートに手相をハンコのように押したりしながら、自分の記録を取ります。引っ越しや転職、結婚などの転機を迎えるごとに人は成長していきます。その記録を取ると、その転機が自分にとってどう影響しているのか、なんかも観ることができますよ。こうして記録を取っていきながら、自分の取扱説明書を育てていくのです。ここでは手相の記録を紹介しましたが、日記やブログをつけている人は、その日の出来事と星の運行表を比べてみると、自分の運勢の流れを知るのにとても役立ちます。

そして、自分一人ではなかなか続かないこの作業も、仲間とやるから面白い。卒業後も勉強会を開いたりしながら、自己分析ブックを見せ合ったり、他人の解釈を聞いて、占いの学びを深めています。

 占い学の卒業生が手相のzineをつくりました

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自分たちの学びをシェアしようと卒業生たちが手相のzineを制作しました。恋愛や仕事といったテーマ別にどこに着目したらいいのか、わかりやすくまとまっています。自分の手相を残せる手相ログのページつき。これを持って周りの人の手相を見れば、あなたも手相通になれること間違いなし。こちらはメインキャンパス世田谷ものづくり学校116教室で販売しています。



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