講義レポート

こんにちは、「未来を歩く姿勢学」キュレーターの秋吉真衣です。「未来を歩く姿勢学」の第2期がスタートしました。今回のメンバーは7人の女性の方々で、皆さん健康やビューティーなど様々な観点から姿勢・歩き方に興味を持っており、高い意識のもと第1回目の講義に臨んでくれました。
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【姿勢チェックと動画撮影】
まずは自分が現時点でどのような歩き方をしているかという事を知ってもらおう!という事で、受講生には授業前に少し早く来て頂き、一人ひとりの姿勢や歩き方の癖のチェックを行いました。5回の講義の後にどれ程の劇的な変化が見られるのでしょうか・・とても楽しみです。


【第一部~自己紹介~】
初対面だし、緊張してるかな・・・なんて心配も一気に吹っ飛んじゃうくらいに、皆積極的に受講のきっかけやご自身の経験を楽しそうに語ってくれました。自己紹介の中で『ヒールをかっこ良く履きこなしたい!』『オーラからキレイになりたい!』『男女にモテモテな人になりたい!』という皆さんの具体的な”なりたい自分”像を共有する事が出来たので、5回目の講義を通して各々の目標達成をお互いサポートし合える環境を作っていけそうです。
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【第二部~講義~】
姿勢学の学問としての要素を取り入れようという事で前半は皆さんの自己紹介からのエッセンスを拾い上げ、リンパや骨盤のお話など姿勢・歩き方の身体に与える影響について講義して頂きました。その中でも興味深かったのが、”日本人は姿勢にあまり関心を寄せない”から始まった日本人特有の姿勢のお話でした。もともと日本人の姿勢は腹や丹田を中心として重心を下においたまさに「腹がすわった」「地に足のついた」ものであったそうです。そして現代正しいとされる歩きは、膝をまっすぐにして洋服を綺麗に見せる歩き方。現代の日本人はどちらでもない歩き方をしているという事を聞き、やはり正しい姿勢や歩き方は基礎からしっかり習わなければ身につかないのだなという事を改めて実感しました。
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後半は「ウォーキングの為の正しい靴の選び方テキスト」を用いて、靴選びの際に欠かせない貴重な細かいアドバイスの数々を教えてもらいました。足の絵を黒板に書いて熱弁する教授と熱心に質問を投げかける受講生達の姿を見て、こういうインタラクティブな学びこそが学問だなと感じられました。受講生の『今まで見た目しか気にしたことなかったけど、これからはしっかりと考えて選ぼうと思う。』というコメントからも、今後歩き方を学ぶ上で必要不可欠な知識だと感じました。
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【第三部~実践~】
講義だけじゃない、自分で身体を動かしてやってみるのが、”未来を歩く姿勢学”の醍醐味の一つ。実際に席を立って、輪になって正しい姿勢づくりをやってみました。前回でも行った、お尻の間に一万円を挟む感覚という”シリイチ”を実践し丹田に力を込めて立ってみた所、皆さん真剣になりすぎて、呼吸が止まってしまったり(笑)。正しい呼吸方法を教えてもらいもう一度トライすると、最後は全員綺麗な姿勢を作ることが出来、これから1週間キープしよう!と決意を固め、講義を終了しました。
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今回も素敵なメンバーに恵まれ、時間があっという間に過ぎて行きました。メンバーの一人ひとりが自らの思い描く”なりたい自分”に少しでも近づけるように、あと4回の授業を通してお手伝いしていきたいなと思います。


【講義データ】
『未来を歩く姿勢学』 教授:篠田洋江 キュレーター:秋吉真衣
日程:土曜日 13:00 – 14:30 10/8、10/15、10/22、10/29、11/5(全5回)



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