講義レポート

年末に集中講義として開講された新講義「スマート情報収集学」のレポートが届きました。


情報社会をリードするための情報収集術を学ぶ「スマート情報収集学」、キュレーターの山根大地です。12月に5回の講義を毎週土曜日3週間の集中講義で行われました。教授を務めるのは、IT系企業で現役のリサーチャーとして活躍する小久保聡夫教授です。新講義ということもあり、男性4名女性5名の非常に熱い受講生が集まりました。
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1回目は、「情報レベルを上げる」、「多面的に捉える」などをテーマに、様々な例をあげて頭を解きほぐし、「スマート情報収集学脳」を作り上げていきました。講義冒頭、郷ひろみの名言を小久保教授が熱く解説、受講生一同、ぐっと引き込まれました。
2週目、3週目は1日2講義の集中講義に突入。受講生ひとりひとりが「調べたいこと」を発表し、ディスカッションを中心に講義を進めていきました。日本サッカーを強くする方法、過疎の村を活性化する方法、特別な海外旅行のプランなどなど多種多様な調査対象が持ち寄られました。中には「これは調査だけで解決できるのか?」というディープなものも。しかし、教授だけでなく受講生の中からもたくさんコメントがあり、熱いディスカッションになりました。
なかでも最も大事なことは、「一番の情報源は自分」(小久保教授)ということ。
多種多様な情報に惑わされずに、まず自分の軸を持つこと、自分が本当に知りたいことは何かを知ることが大事と言うことでしょうか。
最後に受講生からのコメントを紹介します。


小久保先生から収集から発信までのプロセスについて体系的に教えていただきました。こういうプロセスは、順序のズレはあれど、恐らく皆どこか無意識のうちにしてることだと思うけど、意識しながらだと収集の仕方も違ってくると思います。
受講生の皆さんの情報収集をする上での観点、アプローチに関する発表と、ブレインストーミングでしたが、皆さんの考え方やご指摘がものすごく刺激になって、面白かったです!!


他の講義と合わせてさらに相乗効果が出ているという声もありました。


「情報収集力を付けないと、価値ある情報発信はできない。」小久保先生のお言葉だけど、セルフメディア学で学んだこととも併せて考えると大きく頷ける。発信には正直さと責任感が必要。そのためには収集した情報が正確であることが基盤になる。


情報収集(インプット)と情報発信(アウトプット)は自転車の両輪。両方のバランスが大切、ということですね。スマート情報収集学第二期は、春頃の開講を予定しています。お楽しみに!
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