7月27日~28日にかけて、千葉県の九十九里浜の方へ水瓶座δ流星群の観測会を実施しました。「星の写真を撮ってみたい!」という卒業生の思いから実現した今回の企画。流れ星を数える人、一生懸命カメラと格闘する人、思い思いの一夜を過ごしました。
夕方に現地に集合。半分ぐらいのメンバーはこの前に幕張で開催中の宇宙博に行ってきました。教授の丸山さんを先頭に早速、観測場所の下見。夕日も美しく見えて、夜への期待が高まる。
夕食の後、流星群の前に丸山さんの星空講座。今回の流星群の特徴やどんな方向から見えるのか。そして流星群だけでなく、今夜の星の見どころまで、講義の復習もしながら、ぜひともみんなで見たい天体をチェック。丸山さんはこの日、3台も望遠鏡を持ってきてくださっていました。
そして、いよいよ流星群を見に出かけます!参加したみんなが撮影した写真がこちら。最初の写真では、カメラとにらめっこするカメラ小僧たちをうまくとらえてくれました。空にはカシオペア座が輝いています。
波と共に星空を映したロマンティックな一枚。日本人が昔から愛してきたスバル星団が映っています。どこかわかりますか?
そして最後は見事水瓶座流星群をとらえた一枚!真ん中の少し下の方で、線状になっている星がそれです。
この日は多い人だと20個ほどの流れ星を見ることができました。ながーく空を横切る流れ星や一瞬で爆発するように明るく散っていく星。流れ星にもいろんな個性があるのが発見でした。そして流れ星や満天の星空を、星好きの仲間みんなで見れたことが何よりの思い出となりました。
(text: キュレーター 小酒ちひろ)