星空の楽しみ
星空を見る楽しみとはどこにあるのでしょう。まずは自己紹介を交え、星に関する思いを共有します。そして、星空散歩歴50年の丸山教授から星空を見る楽しみを聞いてみましょう。また都会でも、初心者が星空に親しんでいくにはどうすればよいのか。望遠鏡を使わずに、星空を身近に楽しむ方法を学びます。お天気がよければ永田町の「空の広場」付近で早速、星空観察を試します。
夜空の星と過ごす日々。仲間と星空を旅しよう。
春、地上では様々な色の花が咲き誇り、みどりがまぶしい季節。
「都会では星は見えない」「望遠鏡がないと天体観測は難しい」と思っていませんか?自由大学のある都心周辺でも星が見えるスポットはあります。そして望遠鏡がなくても星空観察を始めることはできます。まずは星空をじっと見上げるところから。しばらく見ていると、少しずつ星が見えてくることに気づくはず。講義でもできるだけフィールドワークの時間を設け、実際に星を見てもらいます。どんな環境が星空観察に適しているかが分かったら、次は自分だけの星空スポットを探しましょう。家やオフィスの近所、田舎や旅行先など、一人一人の発見がみんなの楽しみへと繋がっていきます。
星空のイベントというと数年に一度しかないイメージがあるかもしれません。でも、実際には毎月のように何かしら特別な現象が宇宙では起こっています。たとえば、流れ星、つまり流星群は年間では数十回出現しているのです。この講義でも流星群が見える日にあわせて何度も合宿が企画されています。講義終了後も引き続き、みんなで星空を楽しんでいます。高尾山、城ヶ島、九十九里浜など行き先は様々。見たい星によって決まります。お天気に泣かされることもありますが、思う様に行かないのも、星空の魅力にはまる理由の一つかもしれません。
星空は決して非日常的なものではなく、日常的に楽しめるもの。毎晩広がる星空をどのように楽しむかはあなた次第。星空から季節を感じることもできるし、旅をしているような気分にもなれるかもしれません。大切な人と見上げた星空が一生の思い出になったりもします。果してどんな楽しみがまっているのか。 広く深い星空の世界へ出かけてみませんか?
(18期募集開始日:2019年3月18日)
第1回
星空を見る楽しみとはどこにあるのでしょう。まずは自己紹介を交え、星に関する思いを共有します。そして、星空散歩歴50年の丸山教授から星空を見る楽しみを聞いてみましょう。また都会でも、初心者が星空に親しんでいくにはどうすればよいのか。望遠鏡を使わずに、星空を身近に楽しむ方法を学びます。お天気がよければ永田町の「空の広場」付近で早速、星空観察を試します。
第2回
空に無数に輝く星たち。そこには何があるのでしょうか。たとえば自分の誕生星座はいつ、どこに、どのように見えるのか。他にも星雲や銀河などのことを学び、宇宙に広がる広大な世界を少しずつ紐解きます。また、授業の後半ではキャンパスを飛び出して、永田町周辺の星空スポットへ星を見に出かけます。
第3回
常に変化している宇宙を読み解くには、その地図や動きを記したデータを読めるようになる必要があります。といっても、ポイントを知ればそれほど 難しいことはありません。この回では毎年発行される「天文年鑑」の使い方を学びます。データが読めるようになれば、国内外を問わず、一生、星空を楽しむこと ができるでしょう。
第4回
私たちにとって最も身近な天体である、月。でも意外と月のことを知らないのも事実です。月がどんな風に地球の周りを回っているのかが分かれば、月齢と方角の関係を理解することができます。方角を知ることは星空観察においても非常に重要です。そして、望遠鏡で月を観察し、いつもと違った月の表情を覗いてみましょう
第5回
星空観察に欠かせない望遠鏡の使い方について学びます。たとえば、広い夜空の中から自分の見たい星を望遠鏡の小さな枠におさめられるようにな れば、もっと自由に星空を楽しむことができます。月の表面や土星の環、星雲や星団など、肉眼では見えない世界を見ることで、宇宙の奥深さをもっと体感できるでしょう。この回は一人一人が望遠鏡を操作して、その魅力に触れてもらいます。そして最後に、コンシェルジュ実習も。