講義レポート

自分のプロフェッショナルをみつけて、活かす

「おうちパーティー学」講義レポート

個性的なパーティーづくりの表現を学ぶ「おうちパーティー学」。第7期を迎えた今回は、偶然から意外なメニューも生まれたそうです。自分の得意なものをみつけ、講義中も大活躍だった受講生の椎野将志さんが講義の様子をレポートしてくださいました。

ouch_20130520_01

まず、全ての講義で1番印象に残っているのは、飯野教授の抜群のセンスでした。たくさんの盛り付けの写真を拝見して、いつもよく食べるおかずをパーティーフードにするという視点に驚いたのと、ちょっとした工夫で素敵な盛り付けになっていくのが秀逸でした。

講義の形式は教授からの一方的なお話ではなく、どちらかというとディスカッションに近い形式で、受講生同士がお互いの考えを述べたり話し合ったり、実際に手を動かして盛り付けをしてみたりと、あっという間に90分が過ぎてしまいます。

3回目の講義からは、最終講義の先生のお宅でのパーティーに向けて、みんなでアイデアを出し合って行きます。この講義に参加するまで、男性の参加者が少ないことや、私自身料理が得意でもないことで不安がありましたが、講義を重ねていくにつれて、みんなの得意不得意がだんだんとわかっていき、自然と役割分担が決まって行きます。音楽に詳しい人、料理が得意な人、デザインが好きな人など、仕事で使っている知識や趣味で覚えた技術を活かせるのも、おうちパーティーならではなのだと思います。

最終講義では、それぞれのプロフェッショナルを存分に発揮して、受講したメンバーならではの二度と出来ないなと思うような素敵なパーティーをつくることができました。

ouch_20130520_02

ちなみに、このお寿司は急遽作ることが決まったパーティーフードでした。4回目の講義中、パーティーのメニューや役割を決めているときに、受講生のひとりが図書館から借りてきた「飾りまき寿司」の本から、鯛の飾り寿司の画像を発見!さらにひとひねりして、7期の7色を鱗に見立てた、20本以上の細巻きで形成した「鯉のぼり寿司」が完成しました。

ouch_20130520_03

料理が得意ではない私は、ピンチョスのピックを考えることになりました。

ピンチョス用のピックは雑貨屋さんや100均などのお店で気軽に購入出来ますが、あえてオリジナルのピックを作ることを提案しました。当日は各自の料理の手が空いた時に包丁をペンチとニッパーに持ち替えて、オリジナルワイヤーピックを制作しました。たまたまビーズアクセサリー作りが趣味の受講生の方もいらっしゃったので、ビーズでアクセントを入れたりして、今回だけの特別なピックを使ったピンチョスが完成しました。

正直、全5回の講義では全然足りなかったです。もっと学びたいこともたくさんありましたし、もっといろんなアイデアをディスカッションしたいという思いがまだまだあります。ですが、おうちパーティーが好きな仲間たちと出会えたことが私にとって、とても貴重でした。

この仲間たちとはもちろん、その家族や友達とも、ぜひおうちパーティーを開催したいと思っています。自分でつくるおうちパーティー、次はどんなものをしようか、考えるだけでとてもワクワクします。



関連する講義


関連するレポート