10月某日、晴天。鎌倉は極楽寺のアナン邸にて、インドに学ぶスパイス学とおうちパーティ学の卒業生による初めてのコラボレーションパーティが行われました。その模様をレポートします。
今回のパーティのテーマは「ワイン×スパイス」このパーティは、卒業生の「ワインとスパイスの会をやりたい」という一言がきっかけで始まりました。そこからワインの事前テイスティング会を開催するなど準備が進み、総勢20人が集まる盛大なパーティーになりました。
鎌倉駅前10時に集合。まずはみんなで買い出しへ繰り出します。買い出しツアーガイドは鎌倉にお住まいのインドに学ぶスパイス学バラッツ教授。鎌倉から極楽寺まで歩きながら食材を調達していきます。まずは駅近くにある鎌倉市場へ。旬の野菜に大興奮。食べたことのない野菜もちらほらあったり、どんな風に料理して食べるとおいしいかお店の人に聞いたりしながら買っていきます。そのあともお肉屋さんやしらすを売っているお店に立ち寄りながら買い物袋がどんどん重たくなっていきました。ぞろぞろと大人数で鎌倉を歩く姿を少し遠目に見て、小学生の時の遠足を思い出しました。
約2時間のお買い物を終えてアナン邸へ。アナン邸で準備をしていたおうちパーティ学の飯野教授や卒業生も交えての自己紹介タイム。まだ始まったばかりですが、お買いものですでにテンションも上がり楽しそうな顔が並んでいたのが印象的でした。お次はキッチンに集合して、買った食材を一つのテーブルに並べます。改めてたくさんの食材を見て、どんなものが出来上がるのかわくわくしました。みんなで意見を出し合い、カレーやサブジ、スムージーなどいくつかメニューが決まった時点で手分けをして料理スタートです。
おうちパーティ学の卒業生の中には初めてスパイスに触れる方も多く、興味津津な様子。一方、手馴れた様子のスパイス学卒業生は「今入れたスパイスは・・・」などと説明をしつつ、一緒に協力しながら一品ずつ完成させていきます。
料理の合間には外でパーティー装飾の準備も。こちらはおうちパーティ学卒業生が中心となって、料理をみせるためのピックや自分の使うグラスがわかるようにワイングラスマーカを作っていました。真鍮の針金を使ってのワイングラスマーカー作りは、参加者全員それぞれがデザインと作成をしました。イニシャルからワイングラスのかたちまで個性がキラリと光るマーカができました。スパイス入りのスムージーやラッシー、サングリアを飲みながら、出来たものから盛り付けも進んでいきます。
料理が出揃ったところでスパイスに合うワインの説明をし、「この料理にはこっちのワインが合うね」など言いながら用意した7種類を飲み比べしました。また、綺麗に盛り付けられた料理を見て、作った料理がこんなに素敵に表現できることにも驚きました。
そうして出来た料理はなんと10品以上。カレーだけでも冬瓜のカレー、鮭のカレー、チキンカレー、エビと蕪のカレー、キーマカレー、さつまいものカレーと6種類。チャパティにしらすをのせたピザなどなど。
料理が出揃ったところでスパイスに合うワインの説明をし、「この料理にはこっちのワインが合うね」など言いながら用意した7種類を飲み比べしました。また、綺麗に盛り付けられた料理を見て、作った料理がこんなに素敵に表現できることにも驚きました。
講義の垣根を越えての開催した初の合同イベント。お互いの講義の素晴らしさや今後の広がりにも可能性が見られたとても素敵なパーティになりました。2回、3回と場所やテーマを替え企画をしていきたいと思います。
text:町田めぐみ(インドに学ぶスパイス学キュレーター)
photo:伏島広野(おうちパーティー学卒業生)