講義レポート

なぜ、悪い姿勢や歩き方だといけないのか?

「未来を歩く姿勢学」講義レポート

未来を歩く姿勢学」も、記念すべき10期を迎えました。正しい姿勢を学びたい!という熱意を持った個性派ぞろいのメンバーを迎えてのスタートです。今回は卒業生も遊びに来てくれ、先輩のお手本を見ながらの講義となりました。

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「なぜ、悪い姿勢や歩き方だといけないのか?」

改めて聞かれるとちょっと戸惑いますね。見た目? 体に悪い? もちろん、それらの理由もありますが、それだけではないんです。あなたが思う以上に、悪い姿勢は、あなたに深く影響を及ぼしています。「未来を歩く姿勢学」では、身体のつくりや、普段の癖や習慣の影響、靴の役割などを理論的に学んでいきます。受講生は神妙な顔をしたり、実験で体への負担を体験して驚いたり。やはり体を使って学ぶと、一気に理解が進むようです。

続いて、受講生同士で姿勢をチェック。

ぱっと見た感じではちゃんと立てているようにも見えますが、よーく見ると「肩の高さが左右で違う」「顔が傾いている」、だんだんと目が肥えてくると「つま先の向きが…」「骨盤のせり出し方が…」「ふくらはぎが…」と次々とわかるようになってきます。これまでなんとなく見過ごしていた点やみんなに指摘されたポイント、それがあなたの身体のクセなんですね。

2014-02-01

自分の体の特徴がわかったところで、正しい立ち方、歩き方を学びます。卒業生からは「身長が伸びました」という声もよく聞きます。

今まできちんと真っ直ぐ立っているつもりでも、身体が伸びていなかったということです。ただ立つだけ、ただ歩くだけ。今までもずっとやってきたことなのに、”正しく”行おうとすると、気を配るべきポイントが多くて、なかなかうまく歩けません。でも、まずは意識することが大事。次回の講義まで、毎日、今日習ったことを実践してきてもらいましょう。

実は今期の受講生のなかには、すでに姿勢矯正に通われている方もいらっしゃいました。しかし、正しく歩くだけではなく、美しく、女性らしく歩くという観点も必要だと思い「未来を歩く姿勢学」の受講を決めたとのこと。美意識が高いのですね。

そう「未来を歩く姿勢学」の良さは、”正しさ”だけではなく、自分がありたい姿まで表現できるようになるということなんです。これから全5回の講義を通じて、しっかり、みっちり、ご自身の身体に正しい姿勢、自分らしい表現を染み込ませていただきたいと思います。

(text:「未来を歩く姿勢学」キュレーター/賀来茜)



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