講義レポート

脱藩学卒業生による「脱藩者interview」ができました

「脱藩学」卒業生プロジェクト

脱藩学の卒業生プロジェクトとして始まった「脱藩者interview」。その立ち上げメンバーであり、脱藩学1期生の田中さんがサイトを立ち上げるまでの経緯をまとめてくれました。

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脱藩学では、講義内で【一歩先をいく脱藩者の先輩にインタビューをする】という課題をグループワークで行っています。これまでに1期、2期が終了し、受講生によるインタビューもだいぶストックされてきました。

私たち「脱藩者interview」WEBサイト運営チームは、脱藩学で行った貴重なインタビューデータをそのまま眠らせておくのは惜しいと考え、このWEBサイトを立ち上げました。

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脱藩学ってどんな講義なの?」と思う方もいらっしゃると思いますので、実際の講義の流れをご紹介します。

脱藩学」、その講義名からは、いったい何をやるのか想像もつきません。でも「絶対に何かある」「面白そう!」「今の自分を変えたい」そんな好奇心と強い思いを持った受講生が脱藩学には集まります。週に1度の講義が全部で5回。1回の講義は1時間30分。その短い時間の中で、自分を掘り起こし、メンバーと話し合い、一歩先をいく「脱藩」の先輩を捜し、アポを取り、インタビューまでこぎつけるのです。

最初にこの講義の流れを聞いたとき、受講生の大半が「えっ、かなりハードルが高い…。」と感じますが、教授の跡部さん、キュレーターの古屋さんの心強いサポートもあり、すべてのグループが講義内にインタビューを行うことが出来るのです。

第1期の最終講義後の打ち上げで、跡部さんと田中がこんな話をしました。

「せっかくのインタビュー。このまま終わりじゃ、何かもったいないですね。」
「まとめてみんなが見れるようにしたいね。」

この会話が、のちに脱藩者インタビューのWEBサイトを作るきっかけとなったのです。

脱藩学1期では、卒業後も月に1回のペースで、同窓会と称し、跡部さん、古屋さんを含め講義のメンバーが集まる機会を設けています。そこで再会した跡部さん、卒業後も積極的にインタビュー活動を行っている須藤さん、nanapiで見習いライターをやっている遠藤さんの3人が具体的にサイトの構想を練り、形にしていきました。その後追加メンバーとして片岡さん、田中が加わり5名の運営メンバーで活動中です。

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現在の運営メンバーにチーム参加のきっかけ、サイトへの思いなどを尋ねてみました。

Q:参加のきっかけは?
「インタビューを通して感じる感動と自分自身に対する迷い。そんな「脱藩」による心の動きを共有できるチャンスだと思った。」(遠藤)
「脱藩学のインタビューワークで自身の価値観が変わる程よい刺激を受けたので、都度アウトプットする場が必要だと強く思った。」(須藤)

Q:今後このサイトをどのような形にしていきたいか?
「まずは、定期的にアウトプットが掲載される場にしたい。その後、知の蓄積をしていき、仕事に悩む人が希望を見出すデータベースにしていきたい。」(片岡)
「みんなが『脱藩する』ということについて考えるきっかけとなるサイトに出来れば。」
(田中)

講義終了後も学びの輪で繋がれるのが、自由大学の特徴です。「脱藩者interview」というWEBサイトの運営を通して、一歩前に踏み出したいと考えている人のためになり、またインタビューする自分たちが学び続ける機会を作っていきたいと考えています。

現在「脱藩者interview」運営チームでは、インタビュー記事を鋭意作成中です。近日中に素敵な脱藩者の方々のインタビューをお見せできる予定です。お楽しみに!

脱藩者interview
・webサイト:http://dappan.info/
・Facebookページ:https://www.facebook.com/dappaninterview



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