講義レポート

先輩脱藩者に聞いてみたいこと

「脱藩学」2期 講義レポート

社会の当たり前から自由になる「脱藩学」。
第3回の様子を、受講生の切明紗苗さんがレポートしてくれました。

dappan_20130130

脱藩学第三回目の内容は、インタビューしたい先輩脱藩者を見つけることでした。

事前に各人で考えてきた先輩脱藩像について、チームにわかれ30分にわたり意見を交換しました。
その際、教授より示されたポイントはこちら。

探求したい脱藩の分野を決める
・自分に重ね合わせてどんな人の話を聞きたいのか
・その分野で脱藩している人はどんな人?

重要な視点
・あなたが重視していない当たり前とは?
・やってることを見るだけでなく、やってないことを見つける

その後、話し合った内容を発表しあい、それに対して教授とキュレーターよりアドバイスがありました。インタビューしたい方が具体的に決まったチーム、先輩脱藩像の策定に時間がかかったチーム、進捗はそれぞれでしたが、各人の脱藩の方向性を再確認することにもつながる、深い話し合いができたように思います。

先輩脱藩像の一例
・夫婦で脱藩している。
・教育に関わるユニークなことやオリジナルなことをやっている。
・子供がいてもバリバリ働いている。
・これが仕事になるんだ、というようなことをやっている。
・軸足は企業にありつつ、その道のスペシャリストとして社外での活動をしている。

これらに対して教授とキュレーターよりアドバイスをいただき、インタビュー対象が決まっていないチームはその後も議論をすすめること、決まったチームはアポイントを取り始め実際のインタビューを開始することとし、2週間後のインタビュー発表にそなえます。

最後に、次回ゲストの宮澤佑輔さんへの質問を用意してくることと、今回の講義の感想をFaceBookに投稿することが宿題となり、講義が終わりました。

今回の講義内容はもちろんですが、興味深かったのは、毎回の講義の始めに行う前回の講義をふまえた「1分間自己紹介」です。みなさん、初回の講義での「今やっていること」ベースではなく、「自分の本質はこれであり、こうなっていきたい」ということが伝わる、自分を見つめ直した結果があらわれた自己紹介に変化していました。自分のことなのに漠然としていた部分が、他の人と話すことで再整理され輪郭が見えてくるようなおもしろさが感じられました。

あと2回の講義で、ますます自分自身への理解を深めていけるのか、楽しみです。



関連するレポート