講義レポート

【講義レポート】「やりたい」を試行錯誤するということ

発展途上人学【初級・中級/オンライン】 第1期卒業生講義レポート

発展途上人学【中級/オンライン】

角田陽一郎さんが教授を務める「発展途上人学(中級)」に参加した。全4回のクラスで自分の「やりたいこと」を企画にしようというクラスだ。

そもそも、やりたいこと”企画”にするにはどんな視点が必要なのか?(第1回目)

そうして作った企画は誰かに”伝える”必要がある。その時、意識するべきことは何か?(第2回目)

最後に、その企画を一回限りのものにせず”継続”するためには必要な要素とは?(第3回目)

そして最終回は、各自の企画をその時点での完成形としてプレゼンするのだ。

毎回のクラスも講義+プレゼンの形式で進む。角田教授の豊富な経験から語られる軽妙なトークで各回のテーマに沿った企画作りの要素を学び、翌週までに自分の「やりたいこと」をブラッシュアップしてプレゼンする。

この講義のおすすめポイントの第1はこの角田教授のトークだ。独特のリズムとわかりやすい具体例でその日のキーワードがすっと頭に入ってくる。翌週のプレゼンに向けて、不思議と自分が何をしたら良いかが分かってくるトークの魔術師だ。発展途上人学には初級編という1回だけのガイダンス的講義もあるので、まずは是非この角田教授のトークに触れてみて欲しい。

第2のポイントはプレゼンの宿題だ。「やりたいこと」は「思っている」ことが多く、なかなか今すぐ着手しなかったりしないだろうか?だけど「宿題」があれば人はやるw「やりたい」を一歩前に進める後押しをしてくれるこの構成はニクイっ!

このプレゼンの自由さがまた良い。受講生それぞれにやりたいことは違うし、やりたい急務度、自分の中での煮詰まり具合も違うからだ。今、自分が「ここまでできている」を各自のフォーマットで発表する。世の中にはフォーマットの決まったプレゼンテーションの宿題もままあるが、本来プレゼンテーションって個人の表現の形なのだから自由であるべきなのだ!

だから、各自のプレゼンテーションでは、受講生のみんなが試行錯誤している様子がよく分かった。それぞれの受講生が角田教授のトークをヒントに試行錯誤をしていた。その各自の試行錯誤に対して、角田教授が個別にアドバイスをする、その様子も全部共有されている。だからそれぞれの受講生はそれぞれの受講生を応援したくなるし、誰かの試行錯誤がまた他の受講生の試行錯誤を刺激していることもよく分かった。

この試行錯誤の連鎖がこの講義の最大の魅力だと私は思う。「やりたい」ことを形にしようとした時に、自分だけで、あるいは同じゴールを目指す仲間同士で試行錯誤することはあるが、それぞれに違う「やりたいこと」のゴールを持った人たちが試行錯誤し合う場所はあるだろうか?

最終回のプレゼンで角田教授が何度も何度も「みんな企画がすごく良くなっている!」と目を輝かせていた。それこそがみんなで「やりたい」を試行錯誤した結果なんだろうと思う。そして、こうして生まれた各自の企画がこの後どのようになっていくのか?これを見守るのもまた、講義を受けた者だけに与えられた楽しみといえそうだ。

TEXT : 発展途上人学【初級中級/オンライン】
第1期卒業生 大川美里さん(Misato Ohkawa@演劇コミュニケーター



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