講義レポート

伝わらないもどかしさを乗り越える方法

「伝わる動画学」講義レポート

「クライアントの伝えたいことが、きちんと表現できているか」

「その表現したものが、届けたい人たちの心に響いているか」

その気持ちと向き合いながら、毎日書く仕事をしている私は、時に、うまく伝わらないもどかしさを感じたりすることもあります。そんな時、「伝える手段」としての動画に興味を持ちました。

プロのセオリーに学び、実際に動画を制作

授業では、プロのセオリーを座学で学び、動画のストーリーづくりから、実際に動画制作までを行い、最後は上映しながら全員で講評する場があります。

コース料理にならってシナリオを当てはめていくという、動画のストーリーをつくる作業は、自分の伝えたいことがどんどん明確になっていき、早く撮影したくてたまらなくなるほど楽しいものでした。

受講したのは2015年1月。その時一人息子は高3で、1週間後に大学入試センター試験を控えていました。親の立場で初めて経験する、息子の大学入試というものは、思っていた以上に落ち着かないもの。

そこで、その時の気持ちを合格祈願弁当とともに動画で表現してみることにしました。試験を終えて帰宅した息子の第一声は、「なに、あの弁当!(呆れ顔)」でしたけどね。

その後、無事に大学への切符を手にした息子とその動画を共有したところ、「6年間、お弁当作ってくれてありがとう」とマジメな顔で一言。どうやら、彼に少しは伝わったようです(プライベートな内容なので、ここに動画を貼れずにすみません)。

01

また、伝わる動画学の卒業生有志で活動している、毎週末青山で開催されているファーマーズマーケットの動画を担当する「ファーマーズマーケット動画部」にも所属。

色鮮やかな野菜や季節の果物に囲まれたフォトジェニックな空間で、各ブースの様子や生産者の思い、そこに集まるお客様の笑顔などを動画部のメンバーが自由に撮影・編集し、SNSなどで発信しています。

 

02

「ファーマーズマーケット動画部」で撮影した私の作品はこちら

それでもまだ、もの足りず、とうとう、起業女性を動画で応援するサイトまで作ってしまいました。

 

伝わらないもどかしさは、動画が助けてくれる

動画で「伝える」ために、高価な機材は必ずしも必要ではなく、大切なのは「ストーリー」なのだと、授業やその後の活動を通じて実感しています。

とはいえ、あまり難しく考えないでも大丈夫そう! 言葉や写真だけでは伝わらないもどかしさは、動画が助けてくれます。

動画という、この頼もしい“助っ人”を通じて、私なりの「幸せなつながり」に拡がる可能性に、心底ワクワクしています。皆さんにもぜひ、このワクワクを感じとっていただきたいと思います。

(text : 2期受講生 伊東 宏子さん)



関連するレポート