講義レポート

ポートランドは人々を引き寄せる力を持った、ワクワク感のある街

City Adventure & Discovery Lab -松村要二さん

人々の才能を発揮させるクリエイティブ都市で生き方のヒントを見つけよう。「CREATIVE CAMP in ポートランド」は今年で2回目を迎え、2014年度は、参加者の興味・関心ごとに4つのラボを設置しました。各ラボには参加者のサポートをする日本人スタッフ5名が付き添います。全員ポートランド経験者。キャンプを開催するにあたり街の印象や、担当ラボへの意気込みなどを伺いました。

今回はアーティストとしても活躍し、世界中の美術大学でアート教育に携わっている松村要二さん。昨年から本プログラム開発に関わって頂いています。午前中のアートプログラムと、City Adventure & Discovery Lab —ポートランド探検/発見のアドベンチャーを担当します。

CREATIVE CAMP in ポートランド

Q1 ポートランドはどのような街ですか?
松村 安全、健康志向、フレンドリー、自然と都市生活、新しいライフスタイルといったキーワードを求めて国内外の人々を引き寄せる力を持った、ワクワク感のある街です。私が長く住んでいたアメリカの東海岸とはかなり違う文化を感じます。そこに住む人たちの生き方や優しさがあふれています。古いものがところどころあるにもかかわらず、エッジの効いた斬新さが、その優しさとうまくとけあうような心地よい空気が流れている街です。

Q2 ポートランドの環境に可能性を感じますか?
松村 自分たちが理想とする住環境を自分たちの工夫で創り出そうとする前向きな発想力と、それをサポートし合う力がある限り、今以上に新しい都市の魅力を創りだしていくだろうという期待感を強く感じます。

Q3 高校生以来、アートの授業を受けていない人がほとんどだと思います。午前中のアートクラスはどのような事にチャレンジするのでしょう?
松村 小学校へ上がる前あんなに自由に手が動いた自分を思い出し、さまざまな制約をはずし、「心からワクワクするようなモノづくりを思い切りやる。」PNCAの工房で参加者ひとりひとりが自分のテーマを考え、選び、実験し、制作し、発表するという過程を実体験するクラスを考えています。

Q4 午後に展開するCity Adventure & Discovery Labではどんなことが学べますか?
松村 ポートランドの街に繰り出し、いつも見過ごしてしまいがちな日常の風景を「観察する、発見する、そこから何を選択するか?」見つけ出したものをどうやって自分の表現に結びつけるか、自分なりのCreativityをグループワークで学びます。

Q5 キャンプでは参加者にどんなことを体験して欲しいですか?
松村 頭と身体と気持ちをどう折り合いをつけるか、自主的に生きるとは、どう他者とコミュニケーションをとるか?今までやったことの無いことにチャレンジし、体験して欲しいです。

CREATIVE CAMP in ポートランド

このプログラムの魅力ー松村要二さんよりメッセージ

松村要二



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