講義レポート

素直に自分の情熱を語ろう

「仲間をつくるプレゼン学」講義レポート

こんにちは。「仲間をつくるプレゼン学」キュレーターの池田貴子です。先日、「仲間をつくるプレゼン学 第1期」が無事に終了し、卒業生が誕生しました。この講義がどんな講義なのか、第1期のレポートをまとめてみました。

プレゼンとは

みなさんは「プレゼン」と聴くと何を思い浮かべますか?「会議」「面接」「営業活動」「商品説明」「情報を伝える」「企画書を作る」・・・多くの方は、仕事で使う「プレゼン」をイメージするのではないでしょうか。実は、私たちは日常生活のあらゆる場面で「プレゼン」をしているんです。例えば、「自己紹介をするとき」「友達を飲み会に誘うとき」「恋人をデートに誘うとき」「面白い漫画を人に勧めるとき」「やりたいことを企画して仲間を募るとき」・・・これは全部「プレゼン」です。いずれにしても、「プレゼン」は一方的なものではなく、お互いの「伝え方」と「受け取り方」が一致して、はじめて“情熱”や“気持ち”が伝わるものだと感じています。

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今の自分の100%を出す

私がこの講義を通じて最も印象に残ったのは、自由大学の受講生は「全力で学びに来ている」ということ。講義の中で、様々なワークを通じて、「恥ずかしい」「わからない」「自分はできない」という気持ちを飛び越え、「とにかくやってみる」「全力で取り組んでみる」という気持ちが伝わってきました。この気持ちがプレゼンにとても大切です。

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言葉以外の見えない部分を磨く

「仲間をつくるプレゼン学」では、“演劇”の手法をベースにし、表情や声、動作など、言葉以外の見えない部分を意識していきます。そして、「素直な情熱の伝え方」を体験し、考え、気付きを得ます。

相手の表情を見て気持ちを当てる「表情クイズ」では、思いっきり怒った顔をしたり、泣き顔をしたり、驚いた顔をしてみたり・・・すると、「表情豊かなつもりだったけど、伝わらなかった」「相手の表情を読み取るのが難しかった」「自分で伝えたい顔と別の表情が伝わった」など受講生同士で様々な気付きがでてきました。「仮面のレッスン」では表情も声も使わずに、シンプルな場面設定だけで、自分のイメージを表現します。不思議なことに、言葉も表情もないのに、自分のイメージがわずかな動作の違いで相手に伝わっていくのです。

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イメージは伝わる。情熱は伝わる。

講義最終日は、一人ずつ「自分の情熱を伝えるプレゼン」をしました。プレゼンする人は、「相手に伝えたい!興味を持ってもらいたい!」という情熱を全力で伝え、聴いている人は、プレゼンターの話を全力で聴きます。小さな声でも地形の面白さについて堂々と語る人、満面の笑みで理想の自分について話す人、真面目にじわじわと内なる情熱を語る人、お気に入りのアクセサリーについて質問を投げかけながら話す人・・・講義で学んだことを日常生活で試しつつ、自分だけの素直なプレゼンを考えた受講生たちは、一人ひとりその人らしさが光るプレゼンをしてくれました。それは、素直に面白く、また、感動的でした。

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型にはまらない素直なプレゼン

この講義で得られることは、型にはまらず、自分の魅力や情熱を素直に伝えるプレゼン力の磨き方です。また、卒業時に生まれた一体感は、仲間を実感させてくれます。
ここで学んだことは、日常生活で磨き続けることができます。また、プレゼン力がつくことで仲間を増やし、自分の楽しみも増やしていけます。

私はプレゼンが苦手だと思っている人、もっと自分のことを相手に伝えたい人、仲間をつくって人生をもっと豊かにしたい人・・・一緒に「仲間をつくるプレゼン学」で自分の情熱を伝えるプレゼンをしてみませんか?



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