自由大学クリエイティブチームが自分の本棚にあるオススメのものを紹介。
今回のテーマは「秋の夜長に聴きたい曲」です
Kamasi Washington「The Epic」
このアルバムを初めて聴いたとき、ジャズの宇宙に飛ばされました。第七チャクラが開きます。カマシワシントンはL.A.在住のジャズサックスプレーヤー。スピリチュアルジャズの要素が色濃いながら、いろいろなジャズの遍歴が現在の音楽シーンと絡み合い3枚一組のアルバムに収められています。(岡島)
Lykke Li「Little Bit」
ちょうど3年前の秋、一人旅で初めてポートランドを訪れた。mississippiエリアにあるReading Frenzyに足を踏み入れた時に偶然かかっていたのがこのアルバム。季節で言うと秋、時間で言うと夕暮れ。そんなシーンで聴くとセンチメンタルな気分に浸れる一曲。って夜じゃないけどまあいっか。(増田)
吉澤はじめ「HOME feat Shanti Snyder」
Mt.RAINIERのCMに起用された楽曲。CMのイメージモデルを務めるスカーレットヨハンソンの透明感、日本のJazzシンガーShanti Snyderの透き通る歌声、そして吉澤はじめの楽曲が、どことない寂しさの中に何か確かなモノを感じさせてくれる。その感じがどことなく、肌寒く少し寂しさを感じる晩秋と重なるはずだ。そしてこの曲を聴けば、どこにいようと心の中に「HOME」があることを思い出させてくれるだろう。(岩井)
Ingrid Michaelson「turn to Stone」
どんな長い夜でも明けない夜はない、そんな前向きな気持ちにさせてくれる曲。タイトルの turn to Stoneというのは、大地にかえる前に、要するに死んでしまう前に、というニュアンス。ベッドの中でうずくまっているのではなく、今息をしているこの世界を、目を見開いて、自分の命がある限り生きよう。そんなメッセージが歌詞に散りばめられている。キーンと張り詰めた冷たい風を頬に受けつつ朝焼け時に聴きたい。(花村)
The Eagles「Desperado」
The Beach Boysの季節が過ぎ、空気はだんだん重たくなってきた。Don Henleyの哀愁漂う声で、語りかけるように曲は進む。フェンスに腰掛け、夕日が沈む空を眺めているような情景が思い浮かぶ。この曲を流しながら、心を穏やかに物思いにふけてみては。(佐藤)