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○●自由大学 FREEDOM UNIVERSITY メールマガジン●○ Vol.7
https://freedom-univ.com
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こんにちは、自由大学事務局です。
ワールドカップで盛り上がっている今日この頃、
7月の講義のお申し込みを、お忘れではありませんか?
こちらの3講義は、スタート直前です。
ギリギリまでお申し込み受付けますので、よろしくどうぞ。
編集思考で出版ビジネスを実現させる(教授:中村祐介
 なんと各回、単発でも聴講できます。1回のみ、5千円。
自分の本をつくる方法 (教授:深井次郎) 【〆切 7/5 まで】
「なりたい自分」になる~顔学~(キュレーター:和泉里佳) 【〆切 7/5 まで】

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<INDEX>
[1] コラム FREE from FREEDOM!
  「自由の正体 ~たとえばホームレスは自由であるか~」
[2] 7/24(土) 開催! 第12回 レクチャープランニングコンテスト
[3] いま募集中の講義たち: 新講義 『サッカースパニッシュ』 が開幕だ!
[4] 募集: 一緒に創ろう。
[5] 編集後記 : そうか、出版って私にもできるのか。
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[1] コラム: FREE from FREEDOM!
自由の正体 ~たとえばホームレスは自由であるか~
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自由とは何か、学生のころから考えていた。
他人が欲しがるものを欲しがり、それを手に入れ、多くの人にうらやましがら
れる。そこを目指すことが、はたして「自分の道」と言えるのか。
たくさんのものを持つことより、いっそなにも持たないことのほうが自由かも
しれない。そんなことを、なんとなく考えていた。
この梅雨の時期、上野のガード下を歩くと、ホームレスの高橋さんを思い出す。
あれは僕がまだ学生で、19歳のとき。当時の僕は、道路工事のガードマンの
アルバイトをしていた。
深夜の2時に仕事が終わると始発電車を待つために上野駅のガード下、街灯の
薄明かりで本を読み、一人夜を明かすのが常だった。
「きみは、いつも何を読んでるの?」
本を読む僕に声をかけてきたのが、高橋さんだった。それから週2ペースで、
高橋さんの「深夜の授業」は行われた。
彼は、もともとサラリーマンとして出世コースにいた人で、おもちゃ会社の
取締役だった。しかし会社が倒産して酒に溺れ、奥さん子供にも捨てられ、
ホームレス生活になったという。
ホームレスという生き方は、どの程度自由なのか。僕はそこが知りたくて、
さまざまな質問をした。
「こんな人通りの多いところに寝てたら疲れませんか?人の目につかない、
もっと静かなところで、過ごせばいいのに」
「なんでだろうね。うーん」とその会話はそこで違う方向へ流れたが、一ヶ月
後に、進展があった。
「深井くん、わかったよ。もしかしたら・・・俺はこのボロボロの姿を、人に
見てもらいたいのかもしれない」
「人に・・・、その人っていうのは、誰なんでしょう。誰でもいいんですか?」
「それはおそらく、俺を育てた両親、かな。俺はあいつらに今の無様な姿を見
せたいんだ。それが俺の復讐だったんだ。どうだ、自分はこんなにもダメにな
ったんだ。これで、お前たちの育て方が間違っていたことが証明された。全部、
お前たちのせいだ! ってね。両親はもうこの世にいないのに・・・、俺はバカ
だな・・・」
何にも縛られていないように見えたホームレスのおじさんも、彼なりに縛られ
ていた。
有名なサマセット・モームの『人間の絆』というタイトルは、
オランダの哲学者スピノザの一節からの引用である。
『人間の絆』とは、オブ・ヒューマン・ボンデージ。本当は、絆というような
暖かい肯定的な意味ではない。「縛り」や、がんじがらめの「しがらみ」とい
う否定的なものなのだ。
自分がこだわり続けていた過去へのわだかまりから自由になること。不幸な親
子関係からうまれた数々の悲劇もなにもかもを受け入れ、ゆるすしかない。
そこから初めて自分の人生がはじまる。
「もう一度、やってみようかな。きみには感謝しないとね」
そんな言葉を残して去った高橋さんを、それ以来、上野のガード下で見ること
はなくなった。
どんなに自由に見える人でも、何かに縛られて生きている。
その後、ホームレスとは正反対の「輝かしいほどにすべてを持っている(よう
にみえる)人たち」にも出会ったが、彼らもそれぞれに、何らかの縛られるも
のを持っていた。
哲学者ウィトゲンシュタインは、その著書を「語ることができないことに、人
は沈黙しなければならない」という言葉でしめくくったが、僕も自由について
まだ沈黙したままである。
いまだ、「自由の正体」をつかみきれていない。
しかし、だからこそ、自由大学に惹かれるのかもしれない。
【 text : 深井次郎 @ 自分の本をつくる方法 】
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[2] 7/24(土) 開催! 第12回 レクチャープランニングコンテスト
誰でも教授になれて、誰でも講義を企画できるのが、自由大学。
当日、数名のプレゼンターが発表する面白い講義アイデアを、
みんなで意見をぶつけあい、講義企画に発展させる場が、
『レクチャープランニングコンテスト』(通称:レクプラ)です。
レクプラでは、自由大学の「核」になる魅力的な講義のアイデアを
広く募集しています。発表された企画案に対して「この講義受けてみたい!」
と参加者全員が投票するコンテスト形式で運営をしています。
どなたでも自由にご参加いただけます。
土曜日の夕方、軽くお酒を交わしながら、自由大学の新しい講義が生まれて
いく空気を一緒に味わいませんか?
【日時】7月24日(土)16:30~18:30 *毎月第4土曜開催
【場所】IID 世田谷ものづくり学校 3F 308 アクティブシネクラブ
【参加費】プレゼンター 1,500円、 観覧参加者 1,300円
    (当日の様子をブログ等で紹介頂ける場合300円の割引有り)
【お申込】フォームからお申込下さい。詳細は自由大学ブログ記事へ▼

プレゼンターも募集中!どんな企画も楽しく講義にしましょう!
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[3] いま募集中の講義たち。 新講義 『サッカースパニッシュ』 が開幕だ!
編集思考で出版ビジネスを実現させる(教授:中村祐介)*開講決定
 「編集者たちが出したい本」がわかる!
自分の本をつくる方法 (教授:深井次郎)*開講決定
 すでに3名が出版化。魂を売らずに、世の中に物申す
「なりたい自分」になる~顔学~(キュレーター:和泉里佳)*開講決定
 自分に合ったメイク、カラー、夏の正しいスキンケア
20年履ける靴に育てる (教授:明石優
 靴ほど”その人となり”を表すモノはない!
未来の仕事 (教授:西村琢
 それは、会社よりもボクたちにぐっと近い
サッカースパニッシュ (モデレーター:相原正道
 普通の学校では絶対に教えてくれないスペイン語講座、開幕
100%オーガニックフードを自分で育てる(教授:ジョンムーア
 A4サイズのスペースがあれば、1年間サラダは食べていける
お申し込みお待ちしております。ピンときたらゴーだろうね。
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[4] 募集 一緒に創ろう。
今の時代、セレクトじゃなくて、クリエイト。
誰かが作った少ない選択肢の中から無理矢理選ぼうとするから不満も生まれる。
満足できる仕事がないなら、自分の仕事を創ろうよ。
自由大学は、一緒に創ろうという意志のあるヒトを募集しています。
こんな風にサポーターとして私たちと共に頑張ってくれる方、ご連絡ください。
■自由大学のPR、講義やイベントのPR
 リアル、WEB、様々な方法でのクチコミや広報活動など
■自由大学ブログのコンテンツ執筆
 講義潜入レポート、受講生インタビューなどの企画執筆
■レクプラでのアイデア提供
 月一回のレクプラへの参加、企画のブラッシュアップなど
今週土曜日(7/3)13:00よりサポーター決起集会を行います。
ご興味がある方、まずは以下の内容をメールにてご連絡ください!
・お名前
・ご連絡先
・簡単なプロフィール
・7/3(土)13:00からの決起集会への出欠
<メール宛先: info@old-fu.dev >
お待ちしています!!
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[5] 編集後記 そうか、出版って私にもできるのか。
今期の 『編集思考』 は、すごいです。
自由大学で初の聴講制(1回だけの参加ができる)が可能になりました!!
この聴講制とは
1回5000円(第一期生は3000円)で、
自分の好きな回を聴講できるというもの。
例えば、
・日経系の雑誌や出版に興味のある方なら、日経新聞社編集委員 で、元日経
 エンターテイメント編集長の大谷真幸さんの回(7/15)
・小説を出したい方なら、日本に『冬のソナタ』を持ち込んだ凄腕編集者の
 藤井久美子さんの回(7/8)
・女性誌やオンラインメディアに興味がある方なら、オズモール編集長、0円
 から13億円の売上げを稼ぎ出した 荒武祐子さんの回(7/22)
・電子出版に興味がある方なら、電子出版会社を設立した社長の回(7/1)
人脈を広げる、またとないチャンスです。
受講料は当日現金でのお支払いとなりますので、ご興味のある方は
聴講申し込みフォームからお申し込みください。
※出版系2講義の違い
「自分の本をつくる方法」
   自分の書きたいテーマや独自の強みを発掘し、企画にまで落とし込む。
   売れることはひとまずおいておき、魂の叫びの本をつくりたい。
「編集思考で出版ビジネスを実現させる」
   企画書を実際に編集者に見てもらう。ビジネスに結びつける。
   編集者に採用されやすく、確実に売れる本を出したい。
これから企画を考えたい、自分の強みを掘り下げたいという方には、「自分
の本」をすでに企画が固まっている方、幅広く出版業界を学びたい方には、
「編集思考」をおすすめします。
どちらの講義からも、すでに出版が決まったメンバーが複数いらっしゃいます。
次は、あなたの本が書店に並ぶかもしれません。
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