ブログ

High Localをつくろう

ハイローカルを創ろうプレイベント開催

石川県小松の奥地に滝ヶ原という地域がある。先日はそに再訪した。
170人の人口を誇る滝ヶ原の奥地に、都心から若者三人が移住して、takigahara farm / takigahara house/ takigahara cafeを運営している。
居心地の良さを超えた、洗練された生活文化を築いている。彼等自身見た目も生き生きし、実生活は東京よりも優雅だ。
どのあたりが優雅か?と聞かれればやりたいように生きる、 しかもお金をかけずに優雅に生きて居るところがシャレている。何も懐古主義になって反 資本主義を訴えているわけでも、里山 資本主義を声高に叫びたいわけでもなく、純粋に同世代として共感する生き方を自分より もお金を掛けずにやりきっている姿がとても眩しく優雅だと思うのである。

良い空気を吸うと心も頭も洗浄されるとぼくは表現するのだが、 それには美的意識をくすぐるトリガーが必要である。これが里山資源(資本)を純粋に 使うだけでは表現し得ないハイローカルの真髄があるように思う。
滝ヶ原という田舎に美意識を見出したセンスこそたいしたことなのだ。
見出すと言う行為をキュレーションと言うそう だが、ぼく的に言えば、取捨をして心の闇や頭の邪念を洗濯する行為としている。

今回の訪問に同行してくれたぼくの友人夫婦の夫はブルックリンをはじめ、世界で都市作りをするアーバ ンデザイナーであり、彼の奥さんは、国連で重要な役割を担っている。二人とも世 界のど真ん中で活躍するグローバルエリートだ。彼らも11年前に中米の国グアテマラからブルックリン に渡り、生活基盤を整えた、いわば世界のローカルから来た人間だからこそ味わえる日本 のハイローカルの美意識から様々なインスピレーションを受けうるという確信があった。 だからこそ問いたかったのはここが日本の先端であり、世界の未来である。

Takigahara Farmのメンバーは、アートやクリエイティブ、フードや自然・民族知を多 用して、地域の先住なる民と共に和睦を深めている。しかもとんでもない速さで。
通常、 何十年もの時間をかけて生まれる地域の人たちとの一種の絆を若者たちは大げさかもしれ ないが、時間軸でいえば、ものの一瞬で信頼をえているように感じる。その中心的な役割 をになっているのが、古民家を再生して築いた滝ヶ原ファームであり、その隣にそびえる 蔵屋敷=takigahara house、数ヶ月前にオープンしたtakigahara cafeである。
人の若者に先導された美意識の革命はこれからも連続していくだろう。そして、NY在住 のガテマラ人はこう漏らす「look, these phnomena has been promoting world shift the world to be more sustainable place(同時多発的に世界で起こっているこのクールでヒッ プな若者たちの革命は世界をサステナブルにしうる現象である。」

昨年、インドから持ち帰った負債をなんとか返すために必死に働きながらぼくは日本全国 を旅した。その時に3つの視点と問いを持って放浪した。
そのひとつが、日本の田舎でもっとも自分の五感が作動するcool placeはどこだ?ということだ。
未だ見ぬ新たな可能性を見つけ出したいという好奇心に背中を押され、僕は一ヶ月半を通して、北は北海道東川町、南は長崎は野母先と、32県を回った。

数年前に始まった地域創生の息吹は助成金という形にかわって日本全国を凄まじい勢いで 流れている。
目を覆いたくなるような現場や誠にこれはもったいないなと感じてしまう里 山資源の使い方をされている創生の現場も数々目にして来た。その中で、脳内洗浄を速やかに行い、五感を作動させつづけるこの滝ヶ原にはたくさんの見本と未来が広がっている。 そんな話をNYの友人にしていた。

最後に「ところで、お前はここに何度きているん だ?」そうきかれて「この半年で6回以上はきている」そう伝えると、すぐさま 友人夫婦から「youre so radical dude=極端すぎるだろう」というツッコミが帰って来 た。僕の一つの肩書きであるradical Jounarlistはこういう時にこそ役割を 果たすのである。

未来を作るハイローカル=新地方創生の基礎と実践を自由大学にて全5回にて実施しようと思います。

(text: ハイローカルを創ろうキュレーター 本村拓人)

『ハイローカルを創ろう説明会』開催!
第1回日時:2018年1月25日(木)19:30-21:00 第1回参加希望の方はこちら
第2回日時:2018年2月1日(木)19:30-21:00 第2回参加希望の方はこちら
場所:自由大学 東京都港区南青山3-13 commune2nd内自由大学
参加方法:各回のFacebookページより参加表明をお願いいたします



関連するブログ