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Gapからの解放

FREEfromFREEDOM!

FREE from FREEDOM

隔週で発行している「自由大学マガジン」の人気のコラム、FREE from FREEDOM!そのバックナンバーをお届けします。


 

「Gap year をつくろう」をテーマにした学校新聞、フリユニペーパーができました。Gapはどこに生まれるか。時間、空間。「gapのある人」という言葉があるように、人間の中にもgapがある。

距離ということで言うと、去年9つの講義を受けたやっさんは、仙台在住。初めて自由大学に来たときはドイツに住んでいて一時帰国しているときだった。そんなやっさんにとっては、東京・仙台の距離はすごく近い。東京仙台間の距離に捉われることなく、学びたいことがあれば来る。二つの土地を行ったり来たりしながらどちらに縛られるわけでもなく、両方の良さをいいとこどりしているように見える。

やっさんに講義を9つ受けた感想を聞いてみた。

「ものを見る目が、自分の価値観の幅が拡がったと思います。敷居を作って取り組んだ方が良い場合と、敷居を作る必要のない場合とがあると改めて感じています。自由になりたいと考える回数が減り、気がついたときには自由になっている自分を感じる回数が増えました。『自由』から自由になりました。」

彼の言う「敷居」とはどんなものだろうか。4月になり、転職した人、引っ越しした人、旅に出る人、いよいよ新しいことをスタートさせようという人など、周りがザワザワとしている。一方で新天地には「思っていたのと違う」というgapがつきものだ。

そこにあるのは、必要な敷居か必要のない敷居か。新と旧、二つの差異に生まれるgap。そこを埋めることなく、どちらにも捉われることなく、ヒュンヒュン飛び回ることができたらいい。gapに苦しむのではなく、gapを面白がるような気持ちでいたい。それは、自分を、世界を、俯瞰的に見ることに繋がりそうだ。そんなふうに自分を自由にしてくれるgapをいくつも自分自身の中にもつことが、今をサバイブするのに必要な気がする。

 


【FREE UNIV. PAPER vol.01 SPRING 2014】は、メインキャンパス世田谷ものづくり学校116教室などで配布しています。
一部は下記のサイトでもお読みいただけます。でも実物がかっこいいのでぜひもらいに来てね。
https://freedom-univ.com/freeuni/2014_03_29_3353.html

 

[自由大学マガジン vol.105 2014/4/2]


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