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こんにちは、学長2011の和泉です。
靴磨きイベント出展のため教授明石優さんと靴磨き特訓中の20年履ける靴に育てるの卒業生のお二人にお話をお伺いしました。

杉田さんと平川さんのお二人は、一緒に仕事をする仲間。起業を目指して日々アイデアを練っていた時に出会ったのがこの「20年履ける靴に育てる」の講義だったそう。


二人でいつも何かやりたいと思って200個くらい起業のアイデアを出していた。でも何でも良い訳ではなくて、こだわりがあった。それは、常に身の回りにあるもの、趣味にもなることで、仕事にできることはないか?ということ。
 
そんな時にふと考えたんです、と話す平川さん。
「例えばワイシャツは定期的にクリーニングでキレイになるけど靴は???
 自分の靴を見ると汚れていた。この前キレイにしたのはいつだっけ?」
「靴ってどうなんだろう?と思って調べていたら、自由大学の靴磨きの講座を見つけたんです。靴磨きスクールがあることを初めて知りました。お店に頼むだけじゃなくて、自分でできるようになるんだって驚きました。」

そしてすぐに杉田さんに話して講義に申し込みを決意!
講義に申し込んでから、教授のいる靴磨きのお店「Brift H(ブリフトアッシュ)」にも足を運んで、靴磨きの可能性を実感したそうですが、講義初回の鏡面磨きデモンストレーションにはとても感動したそうです。
5回の講義を熱心に受講したのはお二人だけではなく他の受講メンバーもいました。
みんな初めてのところからスタートして5週間で本当に靴をピカピカに仕上げることが
できるようになるんですね。
見事靴磨き職人への第一歩を踏み出したお二人は、とある有名サッカー選手の靴を磨くというイベントを主催!靴磨きに出会って3ヶ月、合宿もしながらの、熱い道のり。この日はそのための仕上げ特訓だったのです。
もちろん講義の卒業検定と同じく、大切な人の靴を磨いて、手紙を添える。気持ちも一緒に届けることを大切にしています。

「ただ単に磨くんじゃなくて、そこにある文化も伝えたい」
と熱く語ってくれたのは杉田さん。
「モノが飽和し使い捨ての文化が出来ている現状にあって、もともと日本人が持っている『もったいない』という価値観も僕たちのアイデンティティだし、ものを大切にしていく、文化も日本らしさ。それを後世に伝えていくことが大切だし、僕たちがしていくべきことですよね」
お二人の新しい活動の名前は『D-ROAD』。
起業に当たってこんな4か条を決めていらっしゃいました。
せっかくやるなら社会貢献ができるような哲学が必要。4つのDの誓いですね。

今日も自由大学を発射台としてたくさんのロケットが飛び立っています。


【D−ROAD】
Shoe Care、靴磨きサービスとしてイベントやフリーマーケットなどで活動中。
磨きませんか?あなたの足元とココロ。
靴だってたまにはマッサージして栄養補給がいるんです。
まずはあなたの足元から。
杉田さん:座右の銘は三徹(徹底した問題意識、徹底した行動、徹底した挑戦)
平川さん:長渕剛の大ファン


【講義データ】
20年履ける靴に育てる
[場所]世田谷ものづくり学校内
[受講料]28,000円 + 靴磨きに必要な道具一式 別途8,000円程度
[教授]明石優
[キュレーター]三麗世奈



カテゴリ: ☞ コラム


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