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【vol.13 日常の風景】岩井謙介

鮮度のある學び

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朝目を覚まし、ヤカンにたっぷりの水を入れて火をかける。
沸騰するまでの間にストックホルムから買って来た友達のStockholm Roastのコーヒー豆を手動のミルに入れ挽く。
Kalitaの陶器のドリッパーにフォルターを取りつけ挽いたコーヒー豆をそこに入れ、沸騰したお湯を入れ少しコーヒー豆を蒸らす。
その間にSyuroの茶筒から地元の名産狭山茶ひとさじ、急須に入れてお湯を入れて蒸らす。

同時にコーヒーと日本茶を飲む習慣はいつから始まったのだろうか。

それは、いつの頃だったかはもう思い出すことが出来ない。

昔は毎朝コーヒーだけを飲んでいたのだろうけど、コーヒーを飲んだあとの口の中に残る酸味があまり得意ではなく、日本茶を飲んで流してリフレッシュさせたことから始まったような気がする。コーヒーを飲んで一気に目を覚まし、日本茶を飲んで一息落ち着くこの習慣は、どんなに早く起きなければならない朝だろうが、前日の晩に夜更かしをして起きるのがお昼近くなった朝でも変わらずに行なう僕にとっての所作、ルーティーンワークとなっている。

他の人のルーティーンはどのようなものなのかと思い聞いてみると、あるスウェーデンの友達は、毎朝起きて一杯の紅茶を飲んでから散歩に出かけ夏であろうと冬であろうと近くの海に飛び込むことを習慣としている。またあるフィンランド人は寝る前10分間は誰にも邪魔されない時間として、今日のこと、そして明日のことを考える時間をとっているのだそう。

暮らしに丁寧に向き合うということは、特別贅沢をすることではなく、日々の何気ないいつもの風景、ルーティーンワークをどのように作っていくか、そして1日の中にどれだけ自分に声に耳を傾ける時間を作れるのかという問いなのではないのだろうか。



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