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自由大学READY STUDY GO

あなたは自分自身のなぜ?にいくつ答えられるだろうか。なぜその服を選んだのか?なぜその映画が好きなのか?なぜその仕事をしているのか?自分自身に問うことは、自分の行動を意識的に捉え、どんな嗜好のもとにモノや情報を選択しているのかを教えてくれる。何かしらの世界観を持っている人は、自身の行為に自覚的で自分の中に取り入れるべきものと、そうでないものの境界線をきちんと敷いている。

年末から年始にかけて「自分の得意(ギフト)推しで生きる」という講義を開催した。なぜこの講義を企画したのかというと、良い資質を持っているのに光の当て方を間違えているために、自信がなくて今一歩を踏み出せない人の存在を他講義で認識していたからだ。正直、この手の講義は人に触れられたくない部分を開示しなくてはならない事もあり、注意を払わなければならないことも理解していた。だけれど、いくつか講義を重ねた受講生が変化するところを目の当たりにしたクリエイティブチームのメンバーは、ポジティブな変化を起こせると確信を持って取り組んだ。

参加者の誰もが素晴らしい資質を持っていたし、立派な仕事をしている人たちばかりだったけれど、会社の肩書きを外した自分自身のことを語るとなると、とたんに語彙が少なくなった。きっと求められることを完璧にこなし、高評価を得てきたのだろうと思う。だけれど、それって自分の意志はどのくらい反映されているのだろうか?自由に生きているのかな?と疑問を投げかけるところからスタートした。

子供の頃に時間を忘れて熱中したことを思い出してもらったり、ペアになってお互いのことをインタビューしたり、人にしてあげられることや、やって欲しい事などをリストに挙げたりした。たった5回の講義で人の魅力を全て発見できるはずがないのだけれど、その見つけ方は発見できた。それは「なぜ?」という問いかけ。

例えば、私に「なぜその髪型なの?」と聞かれたらこう答える。「過去にはパーマをかけていたけれどまとまらず、髪の量が多くて太く、ストレートヘアに向いていることが分かったから。」上手くスタイリングできないなぜ、を追求した髪型が今に落ち着いている。だから大河ドラマの直虎に髪型が似ていても、流行を追っているわけではないのだ。



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