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【vol.8 パニックゾーンを楽しむ】岡島悦代

好奇心のフラグ

自由大学READY STUDY GO

時々、自由大学にこんなメールを頂きます。「自由大学で働いたら、ストレスなく自分の好きな事を仕事に出来て、自由に働けそうなので働きたいです。」世間一般からはそんな風に見られているのかと思いつつ、一回も受講したことのない人からこのようなオファーを受けると、正直な仕事内容も伝えねば、と思ってしまいます。

皆さんは、仕事で自分の資質が一番発揮されるのってどのような条件だと思いますか。例えば、こんな条件はどうですか?求められていることと、自分のモチベーションが合致していて、気の合うチームメンバーが揃い、目標が明確でやるべき事が分かっている。はっきり言って、このような感覚で仕事が出来る人は、かなりキャリアを積んだ人か大御所レベルの方でしょう。

自由大学の運営の仕事は、講義の受付業務などの事務仕事もありますが、そこは本質ではありません。學びのプラットフォームを存続させるためには、新たな講義をつくり世の中に対して「こんな學びがあったらいいな!」という企画力が必要とされます。あとは、企画をやり切る実行力と不測の事態にも柔軟に対応できる機転の良さでしょうか。何か仕事を振られても「それ、やったことないから出来ません。」と言う前に、形に出来そうな人を見つけ、巻き込みながらやる。

人間、ある種パニックに陥った時が一番実力を発揮できる時だと思います。頭の中が考えでいっぱいになって焦る。でも決断しなければいけない時って、その人が積み重ねて来た経験がモノを言うのだと思います。えり好みをして仕事をして来た人は、自分が心地の良い状態でしか安定した力を出せないのでは?と思ってしまいます。

「○○の資格を取ったから自由大学で教えたいです。」という方もいらっしゃいます。資格そのものよりも、その知識をどのように自分の中で咀嚼してその人オリジナルの体系が築かれているのか、というほうが重要だと考えています。たまにはピリッとしたことも言いたいな、とおもって今日は書いてみました。

 

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