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【vol.2】世界の解像度を上げる Why?/花村えみ

世界の解像度を上げる Why?

 

自由大学READY STUDY GO

地方と起業のいい関係 ーハナムラエミの何でだろう?ー

地方と起業の相性はすこぶる良い。東京で起業するより断然良い。なぜそう思うようになったのか。最近実は生家のある信州上田に注目をしている。なんでも上田はいま日本で一番熱い地方で、綺羅星のごとく面白い人財が続々と集まっているらしい。NHK大河ドラマ真田丸効果だろうか。20年来家族で帰省をしてきたにも関わらず、祖母の家から数キロ圏内しか行き来のなかった私は、狐につままれているような気分で、先日も上田入りをした。

この数週間のうちに、一体何人の美的感覚の優れた若い経営者と出会ったことだろうか。何と言っても、彼らの事業内容がすこぶる共感度が高いのだ。例えば、上田市内に拠点を3つ持つコワーキングスペースの一つでは、出産で仕事から離れたお母さんたちが社会復帰することを応援するコンセプトが光っている。もちろん広々とした託児所が完備されていて、子供たちの笑顔がはじけていた。キッチンスペースでは仲間と一緒にランチを作りながら、仕事のこと、育児のこと、これからの生き方について、話し合える空間があった。また、国内最大級183万冊におよぶ古本の在庫をもつ会社が、買い取り金額をNPOなど各種団体に寄付する社会事業を展開していた。北欧の家具雑貨を扱うメーカーは、街にあたらしい刺激と居心地をもたらし、生活の質を確実に上げている。

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彼らが皆上田出身というわけではない。やりたいことの実現の場を探していたところ、人に引き寄せられてフラリとやって来たのだという。加えて、新しい刺激が好きという上田人の気質、日本で最も晴天率が高いというカラッとした気候、澄んだ空気と、ペットボトルの水より美味しい水道水、都内へ1時間半というアクセスの良さ、あらゆるいいね!ポイントがマッチしたのだろう。

起業の喜びとは、周りの人から求められる事だったと、彼らをみて再認識した。例えば、おいしいピザを出すレストランが地方の街にできるのと、表参道や六本木にできるのとでは、常連さんたちの愛情の深さが違う。東京は過剰に物と情報があふれ、既に何かを切望することなど無くなってしまっている。

いま起業をするなら、都内ではなく地方が断然愉しい!

▼Company Info
①HanaLab.:コンセプトが光るCoWorkingSpace
http://coworking.hanalab.co/
②NABO: 一日中いたいBook&Cafe コーヒーがとてもおいしい
http://www.nabo.jp
③haluta:東京ではできない事を上田でやっている北欧家具雑貨の一大拠点
http://www.haluta.jp

 

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