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【連載vol.1】學びは楽しい/増田早希子

メールマガジン「READY STUDY GO」連載コラム

自由大学READY STUDY GO

「いい大学に行って、安定した企業に入ること」。両親から直接それを言われたわけではないのに、気が付けばそれが当たり前だと思っていた。それが幸せに生きるための大前提だと。予定通り、私はその安全な道を踏み外さないように進んだ。でも、世間が定義した幸せの基準に従って生きても結局自分の幸せは得られていない、ということにようやく気が付いたのは27才頃のこと。

じゃあ自分にとっての幸せって何だろう?やっと自分の頭で考え出した時に出会ったのが自由大学だった。

自由大学では、これまで自分が自分で作ってきた思い込みの枠を見事に壊された。「これしちゃっていいんだ?」「あれもしていいんだ!」自由な考え方で生きる人を間近で見て話をすることで、自分がこれまで作ってきた枠が取っ払われ、世界は大きく広がった。

考え方の枠が広がったということは、自由な発想で考えられるようになったということ。以前と一番変わったことは、何気なく見過ごしていた多くのことが「學び」や「気付き」につながるようになった。

例えば、いつもの帰り道とは1本違う道を通ってみる。以前だったらそのまま通り過ぎていたかもしれないけど、今だったら「いつも通る道と比べてここが違うな」とか「なんでこれがここにあるんだろう?」とか、そんな些細なことにも好奇心が湧き出てきてくるようになった。そうやって疑問に思ったことをを調べたり人に聞くことで新しい発見があって、自分の学びにつながる。そこから発展して講義のアイデアにつながることもある。
これまで受けてきた学校教育は先生から生徒に一方的に教えることが当たり前で、自分にとってそれはとてもつまらないことだった。でも、そういう受け身の「學び」ではなく自分の好奇心から湧き上がる疑問を探求すること。そういう主体的な「学び」はどんなに楽しいことか。今の私にとって学ぶことは、日々を楽しく過ごすためのツールでもある。自由大学という好奇心に溢れた場所で、これからも一生學び続けたいと思っている。

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