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free from freedom

隔週で発行しているメールマガジン「自由大学マガジン」の人気のコラム、FREE from FREEDOM!そのバックナンバーをお届けします。


Creative camp in Portlandの2週間のプログラムを無事終え月曜日に帰国しました。このCAMPの話は参加メンバーやクリエイティブチームが綴ってくださると思うので詳細は別に!ポートランドは、何度訪れても毎回多くの刺激を貰うことが出来る街。街が凄いというか、その街にいる人がGOOD VIBES(いい感じ)を放っていて、それが伝染していく、そういう感じの街です。

CAMPの午後のプログラムは、いくつかのテーマに合わせてその街のお店や会社を訪問してお話を伺うというもので、訪れた先どこも必ずハッとさせられる話に遭遇しました。例えば、「これまでデザインを学んだの?」「特に学校にはいってないよ。それまではレストランで働いていて、でも家具が好きだったし、手を動かすことも好きだったから始めたよ。」というTHE GOOD MODという家具屋さんのスペンサー。
「どんな人と一緒に働きたいですか?」「メンバーからいいアイディアがでたら、今まで進めてきたことと中止して、そのアイディアで進めることにこれまでの労力と時間がもったいないと思わない人材が欲しい人材よ」とデジタルサービスの会社を創業した女性。
最近ポートランドでも始まったUber(タクシー)の若い運転手さんに「ほかにも仕事しているの?」「ここ数年忙しく働いてきたからこれだけ。ちょっとゆるく働く時間もいいかなと思って」。

ポートランドでだって何かをはじめてもうまく行かず、辞めざるを得なくなることももちろんありますが、「だめだったらどうにかまたスタートしたらいい」という話も多々。このマインドを持って前に進んでいる方々がとても多いのです。それってGOOD VIBESで伝染していくのかも。そうですよね。だって、自分の人生なんですから。

日本にいて当たり前のことが当たり前じゃないことって世界にはたくさんあること。それを知ることはとても新鮮であるし、目の前がパッと明るくなる。これはポートランドに限ったことではないけれど、ただ今回のポートランドでも、自分の人生を自分でどうにかして前に進んで行く姿勢は、とっても自然なことだけどとても勇敢な気がして、たくさんの勇気をもらいました。

[text:Miho Koshiba]
器を継ぐ(金継ぎ)・クリエイティブ都市学・生き方デザイン学 キュレーター



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