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自由な発想で楽しむビール

小山田貴子/僕らのビール学 教授

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クラフトビールブームと言われる昨今、元々は1994年、細川おぼっちゃま政権時にビール醸造量の大幅規制緩和でいわゆる第1次地ビールブームが到来、猫も杓子もビールを造れば売れた。そして冬の時代(2000年をまたぐ頃〜2005年くらい)。猫や杓子は淘汰され、ビールと真摯に向き合ってきた人のみが生き残り、ブームをけん引しているのが現在です。
そう、この国のクラフトビールの歴史はまだほんの20年弱。逆手に取ると歴史でガンジガラメになっていない分(酒税法においてはガンジガラメもいいとこなんですけどね)、自由な発想で自由にビール造りができるということ。桃やオレンジなどフルーツを使ったビール。ハマグリを入れちゃう人もいます。そして、ゆずやワサビや味噌など、日本の食材を使ったビールも続々…‘ジャパニーズエール’なるカテゴリーができる日も近い、かも。

今年7月に始まった「僕らのビール学」も第2期が開講中。驚いたのは受講生がほとんど女性であること。まぁ、私も♂か♀かと問われれば一応♀に分類されるようですし…、この際「女たちのビール学」に改名しますかね(ウソです、男性諸君スイマセン)。

ブームと言われるだけあって、8月に第1期が終わってまだ2か月だというのに、その間またビアパブが増えました。情報収集もしているつもりなのに、FBなどで知らないビアパブに友人が行った投稿を見て焦ったりもします。まったく油断も隙もありゃしない、、、という飲み手にとっては嬉しい悲鳴。

ま、硬いこと言わずとにかく飲みましょか
「ビールは楽しいお酒です!」

【text:小山田貴子/僕らのビール学 教授】
ライター。ワイン、食などの執筆活動を続ける傍らでビールにも
食指が動き、英国、ドイツ、ベルギー、アメリカなどのビール処
を飲み歩いている。趣味はマラソン。「飲んだら走れ」がモットー。



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