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Which way? It’s my way!  國武亜紀さん✕角田陽一郎さん part2

國武亜紀/自分軸をつくる占い教授 × 角田陽一郎/TBSテレビプロデューサー

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自由大学で「運上げ学(仮)」開講を準備しているTBSテレビプロデューサーの角田陽一郎さん。そんな角田さんが楽しみにしていたという、自由大学「自分軸をつくる占い」教授の國武亜紀さんとの対談は、いつの間にか角田さんの人生相談の様相に?対談の後半は、角田さんの突然のぶっちゃけに國武さんが呆気にとられるところから始まります。その後、おふたりは、占いを統計化することについて意気投合していきました。

國武亜紀さん(自由大学「自分軸をつくる占い」教授)
✕ 角田陽一郎さん(TBSテレビプロデューサー)
司会:高橋宏文(フリユニラジオ編集長)
対談構成:佐藤華絵(ニューメディアラボ)

part1 自分軸をつくるって?
part2 僕、甘えん坊なんですよ 〜 占いって統計学?


僕、甘えん坊なんですよ

角田 あの、突然ですけど、僕、甘えん坊なんですよ。学生時代にスキューバダイビングをしていたんですが、いつも自分でバルブを調節できなくて、ずっとインストラクターにお願いしていたら、何度目かに「甘えているんじゃねえ、自分でやれ」と怒られたことがあった。でも、僕は自分で主体性を持ってバルブを調節することが怖くて他人に依存していた。酸素が足りなくなったらどうしよう?!自分で責任を持ちたくない、だからインストラクターに命を預ける。でもよく考えたら、人生って全部人に預けるわけにはいかなくて、いつかは自分で責任を取らなきゃいけないときが来る。僕はそのバルブを自分で調節できた、あの二十代の頃に自分の命を背負うことを学んだんです。そんな心の弱さってたぶん誰にでもあって、たとえば僕は毎月開運カウンセラーと一緒に神社に行くんですけど、それはもうホントにすごくいいことばかり続くんですよ。あり得ないくらいに。でもこのあいだ、そのカウンセラーさんが「行ってはいけないよ」と言っていたであろう神社に取材で行くことがあって…すると途端に悪いことがあったんですよね。もしかしてダメって言われていた神社に行ったから悪いことが起こったのかな?なんて少しだけ気にしている自分がいるんですよ。そんなの気にしなきゃいいんですよね?わかっているんですよ。でも気になっちゃうんですよ〜!「気にしなきゃいい!」を突き詰めると、「開運カウンセラーなんかに聞くな」「占いなんかやるな」になってしまうと思いませんか?突き詰めて考えることと、突き詰めないことのあいだって、よっぽど自分軸がある人じゃないとみんな迷っちゃうんじゃないかと思って。だから自分軸があったほうがいいなと思いながら意外にそれがない僕は、いったいどうやれば自分軸をつくることができるのかな?というアドバイスをどうしても聞きたくて、國武さんにお会いしたかったんです(笑)。

國武 ああ〜、気になっちゃうんですか。なんだかカワイイですねって感じですけども。悩むのは正常で、当然普通のこと。角田さんは甘えん坊ですけど、危機感を持っているということ自体が自分軸を持っているということだと私は思います。依存する人はそういうのもないんですよ。危機感が。

角田 ありがとうございます!僕は今、「角田、大丈夫」って言われたことで舞い上がってしまって、もう満足です!対談なのに(笑)。

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占いって統計学?

國武 占いには「命・相・卜」と3つの種類があります。たとえばよく私たちが目にする星占いは「命」にあたります。「命」は字から想像がつくとおり、生年月日を使って占うもの。それは生まれ持った、変わらないもの。だから、人生など長いスパンで考えたいときに使う。いわば運命のようなものですね。しかし、運命は過去と今の積み重ねで変わっていくもの。まさにそうしたことを占うのが「相」。自分の行動や環境から、近い未来を予測するもの。そして、「卜」はもっと短く、そのとき一瞬一瞬の気持ちを反映するもの。占うことの時間軸も短くなります。私にとって占いは、わかりやすくて親しみやすい、自分をもっとよく知ることができるツールだと今は考えています。実は最近、思っていることがあるんですが…PCもこれだけ発達しているんだから、データを分析してね、占いに関して誰かそろそろ統計を取らないかって。

角田 それができたら、天気予報みたいに「運上げ予報」なんてものができるかもしれませんね。占いを統計的に出す、というのはまだ誰もやってないですしね。みんなの経験値のデータを数値化できたら面白いですね。

國武 あえて占いを科学的に考えてみようっていうね。本物の軸は通しつつ、遊びも入れる。余白は大切ですね。真面目だと幅がなくなりますから。

角田 いろいろあったほうがいいってことですね。まさにWhich Way?ってことですね。

國武 そうですね。多様性がないとみんな同じ人間になっちゃいますからね。人それぞれ、どんな道があってもいいんです。

角田 「Which Way?信じた道を行け」というのが一番いいということで!


國武亜紀
自由大学「自分軸をつくる占い」(初級/中級)教授。「自分軸」「自己分析」の専門家、株式会社Occitania代表。自由大学で教授を務めたことをきっかけに、2011年8月、『占い女子のための運命のトリセツ』を出版。「自分軸」をキーにOccitania、自由大学、出版と活躍の幅を広げている。

角田陽一郎
TBSテレビプロデューサー。「さんまのスーパーからくりTV」「中居正広の金曜日のスマたちへ」「EXILE魂」のディレクター・プロデューサー。現在は「オトナの!」(水曜25時55分~)放送中。

 



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