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飛び込み自由、自由大学。

自由大学学長 和泉里佳

FREE from FREEDOM

隔週で発行している「自由大学マガジン」の人気のコラム、FREE from FREEDOM!今回は自由大学学長 和泉里佳の文章です。


言うなれば自由大学は、プールの跳び込み台みたいなものなの。勢いよく走って思いっきり遠くへ飛んでもいい。新しい世界へ大きくジャンプしてもいい。小さなところで実験しながら挑戦していってもいい。跳ばなくてもいい。

跳ぶかどうかは自分次第だし、その先どこの世界へ行くかも自分次第。自分の足で踏み切って、空中の感覚を味わって、ちょっと怖い思いもして飛び込んだ先には、今まで体験したことのないような世界がきっとある。だから、大きく飛びたい人には思いっきり飛べるような環境を一緒になって創るし、背中を押してほしい人にはそっと背中を押すフリをするのだ。

そして、自由大学は、愚かでありたい。なんだかちょっと笑える、そんな空気を大切にしたい。リラックスした会話の中の、ふとしたことがきっかけとなって、視野が広がったりして、「そっちもあるよね」という新たな可能性を見せてくれると信じているから。いろいろな道があるけれど、私たちはこっちから行こうと思う。

今年をさっと振り返ってみる。復興クラブも東北復興学と一緒にさらに新しいアクションを起こし、クリエイティブ都市学ではポートランドやストックホルムに短期流学に出かけ、世田谷パン祭りで世田谷パン大学をプロデュースしたり、いろいろな講義からzineが出来たり、卒業生があちこちで自発的に学びを生かしたいろいろなイベントを開催している。学びはもはや、教室の中だけに留まらず、自主自立のジャンプが同時多発的に渦巻く状況になってきているのだ。

そして2013年はメディアも創り、本も出す。さらに面白い大人たちが自由に突き抜けていく、そんな状況がこっちでは巻き起こってるよ。


カテゴリ: ☞ コラム


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