隔週で発行している「自由大学マガジン」の人気のコラム、FREE from FREEDOM!そのバックナンバーをお届けします。
今年も残すところ1週間。なんて時が経つのは早いものか。自由大学は毎年新しいことがたくさん起こって、同じ1年なんて
これまで一度としてないけれど今年はさらにアドベンチャーな1年だった。
自由大学的2014年のニュースのNo.1は表参道キャンパスでの新たなスタート。7月にこれまで育ってきたIID世田谷ものづくり
学校を卒業して、遊牧民的神出鬼没な講義スタイルが始まった。11月に表参道キャンパスができるまでの約3か月は、自由大学は固定の場所を持たずに様々な場所で講義を行った。それでもこれまでと変わらずに、私たちらしい学びの場をつくれた
ことは大きな自信になった。やっぱり人を動かすのはコンテンツだ。
そして、秋から始まったクリエイティブ創業スクールの開催も新しい挑戦。ベーシック、第二創業、女性起業家の3つのコースで、自分がなぜその事業をやりたいのかに向き合う学び。濃いつながりができて、早くも1歩も2歩も踏み出した人もいる様子。
他にもポートランドのクリエイティブキャンプがあったり、校舎がない間にも冒険は続き、満を持して11月15日に表参道新キャンパスがオープン。
オープンにあたってはクラウドファンディングに挑戦し、たくさんの人が自由大学の取り組みを応援してくださった。さらに、恒例のペンキ塗りで身体で応援してくれた人も。オープンして1ヵ月少しだけど、すでに外壁の様相はすっかり変わり、校舎の前には苔と植物が植えられて、校舎はどんどん変化している。
校舎が変わるごとに、周りを通る人の動きも変わって、自由大学にまた新しい風が入ってくるのを感じる。昨日、コミューンがオープンし、コワーキングスペースのみどり荘、美味しい食事を出してくれる小屋と1つの街がついに出現。
行き交う人々、一緒に街をつくる人々、いろんな人々が交錯するこの場所で、来年もここでしかできない学びをつくっていきたい。
text: 小酒ちひろ(クリエイティブチーム)
[自由大学マガジン vol.124 2014/12/24]