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格差と自由

自由大学ファウンダー 黒崎輝男

FREE from FREEDOM

隔週で発行している「自由大学マガジン」の人気のコラム、FREE from FREEDOM!今回は自由大学ファウンダー 黒崎輝男の文章です。


自由大学は自由とは何かを學ぶ場所なのか、自由に生きる為に何かを學ぶ場所なのか、自由に何でも學ぶことができるところなのか、すなわちFreedom UniversityかUniversity for Freedomなのか?ということをふと考える。

みんな學んで、会得して能力を獲得したり、他の生き方や、違った考え方も有りだと知ることに由り、自分に合った生き方を少しでも追求することができる様になる。そこは確かだ。それにはまず、他の視点でモノを考え、自由な立場を持っているかと言うこと、又はこれが自由だと信じていたことが実は、それほどでもなかったりすることを知ることでもある。

いま日本国内では戦争が無いという、平和な時代が60年続いて、日本人は少しおかしくなってきている。このままでは大変だと思う。時代を作り、創造的に生きて行かなければ面白くないし本当の平和をこれ以上続けられない。そこはもう逃げられない。何がクリエイティブなのかを考える。より創造的に物事を捉えて、違った視点を入れてみる。例えば、どっちの方が奇麗かどっちの方がそもそも有るべき姿に近いか?こうした簡単には答えが出ない様な視点をまじめに考えてみる。

どっちの方がかっこいいかだけを基準に生きてきたことがあるのが若者の特権。そこを押し殺して大人の価値観をいち早く學んでそれに合わせようとする。そこが自由ではない。自由大学はそもそも自由と言われてきたこと全てを疑ってみて、自由気ままに、何でも有りだとばかりに、問題を設定してそれらを考えて行くことを前提にしてきたのではないか?

どう考えて、どういう風にすれば社会で成功するかという、目先にある成功観をまず捨ててみる。大体何が本当に大切で何が真実かを考える。すると自然に自分が少し見えて来る、その先に本当の自由が見えて来る。社会にある格差なんか吹っ飛ばす力が自然にでて来る。

自由大学の講座をいくつか受けてみると好い。その多様さと、一見脈絡が無いかの様な講義の中に隠されている自由さの秘密を見つけて行く。それからが、創造的に生きて行く本当の人生の始まり。


カテゴリ: ☞ コラム


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