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こんにちは、運営チームの小酒です。今日は自由大学卒業生が展開している「Nagomi Visit」についてご紹介します。Nagomi Visitは日本を訪れる外国人旅行者に日本のリアルな食の体験を提供するプロジェクト。キュレーション学卒業生の楠めぐみさんと入門日本酒学卒業生の真 田ありささんが運営しています。2人にこのプロジェクトを始めた動機などについて伺ってきました。

-「Nagomi Visit」では具体的にどんなことを行っているのですか?

楠さん)Nagomi Visitでは訪日外国人向けに日本のリアルな食を体験してもらうホームビジットというプログラムを運営しています。これは訪日外国人が食事の時間だけホ ストの家を訪れて、一緒に家庭料理を食べるプログラムです。ホストにはご馳走ではなくていつもの普通のご飯を用意してもらいます。私たちにとっては普通のご飯でも、旅行者にとってはなかなか味わえない料理。受入れるホストにとっても、海外の方と話したり、ちょっとした非日常を味わえる貴重な経験になりま す。

-「Nagomi Visit」を始めたきっかけは?

楠さん)前職で外国人向けの旅行情報サイト運営に携わっていたのですが、日本で外国人旅行者が体験できるアクティビティが不足していると感じていました。何 かできないか考えていたとき、得意な料理を活かして日本のリアルな食を体験できるプログラムがつくれないかと思ったのです。

真田さん)元々アメリカで育ち、大学卒業後、日本で暮らし始めたとき、衝撃を受けたのが豆腐の味。アメリカで食べていた豆腐と違って、ちゃんと大豆の味がする ことに驚きました。その後は日本食の虜になったのですが、昨年世界1周して改めて日本の食の奥深さを実感。同僚だった楠さんからNagomi Visitのことを聞いて、すぐに一緒にやろうと決めました。

-「Nagomi Visit」を体験した人の感想はいかがですか?

楠さん)ホームビジットに参加したゲストからは、「とてもオリジナルで素晴らしい体験ができた」「日本の生活を垣間見ることができてよかった」「日本旅行の中で一番の思い出になった」という感想をいただくことが多いです。旅行者は一般の家庭におじゃますることも、家庭料理を食べることも、日本に友達がいなければなかなかできない体験なだけに、参加してくださったゲストの皆さんはホストと短いながらも楽しい時間を過ごされて、リアルな日本を感じてもらっています。

そ してホストの方からは、「このプログラムに参加しなければ会うはずのないような様々な国に住んでる方と仲良くなることができて、とても楽しんでいます」 「もっともっと英語でのコミュニケーションが取れるようになりたいと、受け入れる度に思います」と仰っていただいています。今後さらに多くの皆さんがホー ムビジットを気軽に楽しめるように、このホームビジットを広めていけたらいいなあと思っています。

-「キュレーション学」「入門日本酒学」を受けて、Nagomi Visitに役立っていることはありますか?

楠さん)キュレーション学にはいろんなバックグラウンドを持った人が来ていて、考え方も様々。講義で学んだ発想も役立っているけれど、具体的な何かというよ りは受講生同士のコミュニケーションの中で自分が自由になっていった気がします。仕事を持ちながら、他にも活動の場を持っている人も多く、いい刺激になり ました。

真田さん)日本酒のことをほとんど知らずに受けたのですが、日本酒の味のバラエティの多さに驚きました。豆腐もそうですが、お米という素材の味がちゃんとす る。そういうことにも感動しました。また、教授の杉村さんから聞く日本の食文化の話が面白く、卒業後はみりんや醤油など調味料にもはまってしまいました。 授業で聞いたことを、Nagomi Visitに来てくれた人に話すこともあります。

確かにNagomi Visitは自分が海外に旅行したときにもあったらいいなと思うプログラムですね。料理を食べることもつくることも大好きな2人。お話を聞いていると、そ れぞれのこれまでの暮らしや仕事が繋がった、彼女たちならではのプロジェクトだなと感じました。Nagomi Visitではホストになりたいという方を随時募集しているそうです。興味のある人はぜひ問い合わせてみてください。

Nagomi Visit WEBサイトはこちら

【関連情報】
キュレーション学(初級)入門日本酒学


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