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日常の中のGAP YEAR

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隔週で発行している「自由大学マガジン」の人気のコラム、FREE from FREEDOM!そのバックナンバーをお届けします。


自由大学では「GAP YEAR」を「このままの人生でいいか、と今いる場所を疑ってみる。自分の人生を取り戻すための期間。」と定義した。自分でギャップを設定して、このまままっすぐ行ったのでは飛び越えられないような壁を越える。あるいは、予想もしなかった場所に降り立つ、そんな未来をつくるために、GAP YEARを設定してみたらどうだろう。

「自分を取り戻すための期間」というと重たく感じるけど、それは日常的に必要な「時間」であるように思う。家と会社だけの往復では、自分を見失いそう。やりたいと思って始めた仕事なのに、いつの間にか「やりたいこと」よりも「やらなければならないこと」の量の方が増えていく。できれば毎日。少なくとも1週間に1回。その頻度は人によって異なるかもしれないが、「自分を取り戻すための時間」は誰にでも必要だ。1日、1週間、1か月そして、1年とスパンを変えて、暮らしを見つめ直し、身体や心の声を聞いてみる。自分を取り戻す時間。それはつまり、日々に流されるのではなく、自分で流れをつくるための時間だ。

大人になってからの学びは、そんな時間を過ごすための相棒やツール、あるいはヒントにもなる。たとえば、自由大学でGAP YEARを過ごすなら、自分の美意識に疑問を持ったらキュレーション学、身体の声をもっと聞きたいと思ったら未来を歩く姿勢学、自分の考えを整理して書き残したいと思えば、伝わる文章学や自分の本をつくる方法、というように多種多様な学びが、あなたを待っている。学びは、新たな視点で自分を見つめるきっかけになるだろう。

どんな講義を選べばいいか迷ったら、教授のお勧めを見てみるのもいい。そこには、自分で流れをつくり、道を切り開いてきた教授たちからのヒントがちりばめられているはずだ。人生を変える学びもあるかもしれない。

【教授、クリエイティブチームが語る講義選びの視点】
https://freedom-univ.com/freeuni/2014_04_08_3397.html

text: 小酒ちひろ(クリエイティブチーム)

[自由大学マガジン vol.103 2014/4/16]


カテゴリ: ☞ コラム


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