ブログ

FREE from FREEDOM

隔週で発行している「自由大学マガジン」の人気のコラム、FREE from FREEDOM!そのバックナンバーをお届けします。

 


思考が自由であれば、どこでだって生きていける。そう信じている最近の私は、だいたい洗濯機の上でPC仕事をしています。うとうとお昼寝中の娘を背負いながら立って作業するのにちょうど良いこの高さは同時に、2週間ほど前ちょうど1歳になった元気な彼女には手の届かない高さでもあります。そして目の前に電源まである!この季節足元がちょっと寒いことをガマンすればここは最高のワークスペース。いろんなお洗濯モードは使いこなせていませんが、こんな場面で大活躍。桃が流れてきたり、洗濯には副産物的に何か新しいものを創造する役割があるようです。

こどもと仕事をごちゃまぜにする今。赤ちゃん連れクラスも、アイデア会議も、スーツのおじさんとのミーティングも。大人がコーヒーをのむ傍らで、こちらはおっぱいを飲んでいます。こどもがいると迷惑がられるかとドキドキしていましたが、むしろプラスに
なることもたくさん。普段こどもと接する機会の少ない大人たちからも、赤ちゃんがいる空間だとポジティブな良い発想が生まれるとか癒されて和むとか、観察してると面白くて思考が自由になるねとか、昔を懐かしんでいろいろな話をしてくれたり、予期せぬ新たな発見が続々。大人たちがつくってきた常識や枠組みを、こどもはすんなりぶち壊して爽快に突破していってくれます。

状況が変われば役割も変わり、等身大の実験は続きます。ぶっ壊れたら元に戻そうと考える。でも、そもそも前の状態が最高だったの?働き方も仕事内容も物質的な量も含めて大変革の大チャンス。ずっと同じ状態をキープし続けることが目的ではないので、私も無理に戻さないことにしました。産後会社を辞める人も多いけれど、斬新な発想のこども先生はいろいろなことを教えてくれるし、子育てで鍛えられる柔軟性や身につくタフさは半端なく、人間的深みが増す人も多いはず。平日昼間の児童館界隈にうごめくチカラを結集したらものすごい良い仕事ができそう。子育てしながら自由に働くことがもっとラクになったらいいな。

兎角ラインを引いて同質なものを集めたがる世の中ですが、多様な人が混ざり合うのが本来の社会の自然の姿。生物多様性が生態系を保つように、いろいろな人のそれぞれの視点がクリエイティブな社会をつくっていくのかもしれません。以上、洗濯機の上からお届けしました。

text: 和泉里佳(クリエイティブチーム)

[自由大学マガジン vol.128 2015/2/18]



関連するブログ