自由大学マガジンの人気のコラム、FREE from FREEDOM!今回は自分軸をつくる占い教授、國武亜紀さんの文章です。
占い学も11月の開講で12期となる。12というのは占いの上でも、暦の上でもひとつのサイクルの完成を表す。占いは大きくわけて「命(メイ)」「相(ソウ)」「卜(ボク)」の3種類があるが、「命」は暦そのものであり、宇宙や自然や人のサイクル、つまり、運命や運勢といったものを表している。
サイクルとは何か、運勢とは何か、ひとつの流れであり、それはリズムである。運勢に乗る、運気に乗る、という状態は、宇宙や自然、時代の流れなどの自分以外のものと自分のリズムが調和し、美しい音楽をオーケストラで奏でているようなものだ。
耳を澄ます、という感性があり、自然とリズムをとる、という才能がある。そして、それらを楽譜にするという理性がある。
例えるなら、占い学で作る「自己分析ブック」はその楽譜だ。講義の間だけ使うのではなく、そのあとも継続して自分で自分だけの楽譜を作り上げていく。
みんな、そもそも自分のリズムを持っている。そして、育ってきた環境や経緯で、得意な楽器やジャンルを持っている。もしかしたら、まだしっくりくる楽器やジャンルに出会っていないかもしれない。でも、今、本来と違うものを学んでいることが、これから作り上げていく自分の楽譜にもっと新しい価値をもたらすだろう。
それを知ると、自分がどこで活きるのか、誰と組めば心地の良いリズムになるのか、何と一緒になるともっと素晴らしい音楽になるのか、わかるようになってくる。そして、自由に、どこへでも、どんなものにも導かれる。
ここまで来ると、完全に自分軸をものにしたと言える状態だ。
その時、あなたは何よりも自由で、どんな環境の中でも何にも縛られていない心を感じるだろう。
占いをツールとし、そして、その一歩先のパートナーへと。占いは何も決めない。何も制限しない。自分軸を明確にし、より自由な心をつくる。そのための強い味方となるだろう。
この講義で、私は即物的な答えを与えるためにいるわけじゃない。即物的な答えはあなたを一時的に満たすかもしれないが、それだけだ。あなたは一生答えを誰かからもらわなければならない人になる。
答えの出し方を学びに来てほしい。それは一生もののスキルになり、あなたを自由にしてくれるから。