ブログ

FREE from FREEDOM

隔週で発行している「自由大学マガジン」の人気のコラム、FREE from FREEDOM!今回は脱藩学教授 跡部徹さんの文章です。


「自由」の反対は、「不自由」、「しがらみ」?

間違いではないでしょうが、自由の本当の敵は、「しがらみ」を言い訳にして、考えること、行動することを止めてしまう自分自身でしょう。

僕たちは、義務教育の中で、他人から外れた行動をとることは危険だと教えられてきました。小学校時代に、罰の恐怖によって、はみ出さないほうが得だということを教えられてきました。例えば「職員室の前に正座させます!」というような罰を提示されることによって。

小学生の時、僕は職員室の前で自主的に正座をしてみました。先生によっては「また、おまえか~」と呆れられ、友達には「今度は何やったの?」と聞かれる。そのたびに「勝手に座ってます!」と答えてみる。

恐怖として与えられた「職員室の前で正座する」という罰も、自ら進んでやってみると意外に悪いものじゃない。やってみる前の恐怖って何だったんだろう?本来自由であるあなたを思いとどまらせている、恐怖って何ですか?

他人と同じレールから外れて、自分自身の生き方を選んだときに、遭遇する困難やリスクは、本当に周りの人が騒ぎ立てるほど怖いものなんでしょうか?

脱藩学で実現したいのは、自分が勝手に作っている「しがらみ」に気がついてもらうこと。今までの思考の枠組みを外して、新しい視点で世の中を見えるようにすることです。他人が決めた価値基準から、自分自身の価値基準で生きるようになることを「脱藩」と定義しているからです。

人間は良くも悪くも「社会的な生き物」。環境に順応することが得意です。しかし、環境は自分で手に入れることができます。自分の生き方を選んだ先人脱藩者や、一緒に脱藩について学ぶ同志という環境に、自ら飛び込むことができます。

「自分の選択肢は、自分でつくる。」

そのためにも、職場や家庭とも違う、自分が求める環境に飛び込んでみませんか?



関連するブログ