講義レポート

旅に軸をもつということ

第1期開講に寄せて

こんにちは、『じぶんスタイル世界旅行』で教授を務めさせて頂く森川寛信です。今から十数年前、私の初めての個人旅行はメキシコ、グアテマラ、ホンジュラスなどの中米諸国でした。旅先での現地の人々や旅行者との出会いあり、トラブルあり、世界遺産あり、盛り沢山の1ヵ月半でしたが、終わってみると「世界を外から眺めていただけの観光旅行」のようにも感じ、想い描いていた「旅」とのギャップに悩んだ旅でもありました。そのギャップを埋めるために、当時趣味でやっていたジャグリングをしながら1年ぐらい世界を回ってみました。ハリウッドの路上でジャグリングをして3ドルの投げ銭を頂いたのが私の海外ジャグラーデビューでしたが、ただの観光客から世界を「旅」するプレイヤーになった瞬間でもありました。

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観光旅行ではなく、世界を「旅」して楽しむには、何か「自分の軸」が必要です。その後、「スポールブール」という日本ではマイナーなスポーツと出会い、本業はサラリーマンですが、朝夜に加えて昼休みも会社近所の公園で練習に励み、休暇をとっては各国に遠征に繰り出し、長期休暇では世界選手権にも出場しました。「スポールブール」の日本代表として、本場フランス、イタリアはもちろん、近場では中国、台湾、タイ、シンガポール、オーストラリア、なかなか訪れる機会のないボスニア・ヘルツェゴビナや、果ては地球の裏側アルゼンチンまで世界各国を「旅」してきました。

日本企業の海外進出が続く昨今、海外と関わる仕事に携わっている方も少なくないと思います。私自身もイギリス、インドネシア、ブラジルなど世界各国での仕事に携わっており、「世界を舞台に仕事をする」のはとてもエキサイティングだと日々感じています。でも、ビジネスマンとしてだけでなく、スポーツの日本代表として、大道芸人として、そして旅人として世界と繋がってきた経験から、「世界を舞台に私事をする」のはもっとエキサイティングで楽しいと感じています。

旅とは、「自分の活動範囲(舞台)を広げること」であり、「国境から自由になること」だと私は考えています。本講義では、そんな「旅」のつくりかたを一緒に学んでいきたいと思います。

自分がやりたいことを軸に、自由に世界を駆け巡ってみませんか?



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