こんにちは。じぶんスタイル世界旅行キュレーターの武谷朋子です。
今回は、受講生の布施佐恵子さんから講義レポートをいただきましたので、ご紹介いたします。
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じぶんスタイル世界旅行の講義の募集を見た瞬間、旅行好きな私は真っ先に飛びついた。多分、講義ではいろんな旅をしてきた人達の面白い話がたくさん聞けるのだろうなと、期待で胸を躍らせていました。でも、講義のタイトルにある”じぶんスタイル”とはどういうことだろうという疑問がふと浮かんできました。今までの自分の旅を振り返ってみると、その場所でしかできない体験をしたり、現地の人と一緒に楽しむイベントに参加することを目的に旅をしていることが多いけれど、私のスタイルはこれ!と言い表せないことに気づかされる。もしかしたら、この講義を通して”じぶんスタイル”とは、何なのか見つけることができるかもしれないと思い受講しました。
自分が旅の中で本当にやりたいことと向き合う
最初の講義で告げられたのは、じぶんスタイル世界旅行を作り上げるための課題が毎回あり、最終的にじぶんスタイルの世界旅行を発表すること。毎回の課題に加えて、発表・・・、果たしてじぶんスタイルの世界旅行を作り上げることができるのだろうかという不安を覚えつつも、課題に取り組みました。
最初の難関は、旅でやりたいこと50のリストを作り上げること。やりたいことはたくさんあるし、50個なんて楽勝!と思ったのは最初のうちだけ。30個くらい書き出した時点で、なかなか出てこなくなる。その原因は、今まで旅に出る時は、漠然とこの国に行ったらあれをして、これをしてと、やりたいことは出てくるけれども、なぜそれをしたいのかということを深く考えてみたことがなかったから。つまり、自分が主役ではなく、世界に楽しませてもらう旅をしていたのです。この課題で、旅の中で自分が本当にやりたいことは何か、なぜそれをしたいのかを考えながらリストを作ることで、”じぶんスタイル”のベースを作り上げることができたと思います。
旅の軸を見つけたことで、日常生活がいつも世界とつながる感覚に
そして、このリストを整理することで私自身の旅の軸が見えてきました。その結果、私は世界のお祭りに参加することが好きで、それが私の旅の軸になっている事が見えてきました。なぜ、お祭りなのかというと、多くの人が集まって一緒に楽しむことが好きだということ、普段交流することがない人と祭りという共通のイベントを通して交流が生まれ、様々な価値観の人と出会うことで、自分のライフスタイルに影響を与える出会いがあるかもしれないからです。
同期の皆さんの旅の軸も個性的で、アートを軸にしていたり、各国の同年代がどんなことを考えているのかということを軸にしていたりと、自分と重なる部分がないかと思いきや、興味が重なる部分もあり、新しい視点を自分の旅に加えることができたのは興味深かったです。また、自分の軸がある旅は、一回訪れて終わりの旅とは違い、自分の求めるものを探し続いていくので、いつも日常生活と世界がつながっているようなわくわくした感覚を心の中に留めておけることも発見しました。
この講義で作り上げた”じぶんスタイル”の実践として、卒業後は世界のお祭りを巡る旅をする予定です。もちろん自分自身もお祭りを体験しますが、いつかその面白さを多くの人に体験してもらえるような機会を作れたらと考えています。
(text:「じぶんスタイル世界旅行」第1期/布施佐恵子さん)