講義レポート

タロットは読めるようにしか出ない

「自分軸をつくる占い(初級)」講義レポート

こんにちは、「自分軸をつくる占い」キュレーターの小酒です。今回は第4回、「タロット」の回をレポートします。

■タロットは自分で毎日できる手軽な占い

「カードがお告げを告げる」というイメージからカードの意味が分からない、コワイ、と思われがちなタロット。本当にそうなんでしょうか?一方でタロットは、カードさえあれば毎日自分でできる最も手軽な占いでもあります。つまり、ツールとして使うにはもってこいの占いなのです。


■タロットはストーリーを読む

たくさんの種類があるタロットですが、自由大学の講義では、「ウェイト版」という種類を用います。また、タロットは大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の合計78枚から構成されているのですが、初級では大アルカナの22枚を使って占います。それでも、一枚一枚の意味を覚えるのは結構大変。ですが、國武教授いわく、一つ一つの意味を暗記するのではなく、カードに描かれている絵のストーリーを覚えていくのがコツとのこと。特に大アルカナの22枚はストーリーになっており、22枚で人の一生を現わすことができると言われています。人生の大イベントを見るときには大アルカナのカードを使います。

実際のカードがこちら。構図が全く同じこの2枚のカード。左が「THE LOVERS 恋人たち」のカード、右が「THE DEVIL 悪魔」のカードです。構図は同じですが、片方は喜びを表し、片方は欲望を表します。何かのお誘いがあったとき、新しいオファーがあったとき、DEVILのカードが出たら要注意。それはとても魅力的で華やかに見えますが、冷静に判断した方がよさそうです。実は悪魔の誘惑で裏がある話しかもしれません。そして、一見素敵に見えるLOVERSのカードも、よく見ると2人の間には山が描かれています。つまり、楽しい恋愛を継続させていくためには乗り越えなければならないものがあるということ。

授業ではこんな具合に、カードに描かれているものを観察しながら、教授からレクチャーを受けていきます。

■カードのメッセージを恐れずに受け取る

今日の運勢や、ちょっとしたイベントの判断に、日常のツールとして、タロットを活用している國武教授。「自分の気持ちが一番素直に出てくるのがタロット」とのこと。
だから、タロットを読む上で一番大事なことは「タロットはその人が読めるようにしか出てこない。」ということ。

「自由な発想で絵を読み、素直な心でメッセージを受け取る。解釈の間違いを恐れる必要はない。」自分の素直な気持ちを自分で認めるのは勇気がいる。でももし、タロットでもそんなカードで出たなら、恐れずにそのメッセージを受け取り、自分の気持ちに正直に向き合ってみてほしい。そして行動すること。それを重ねるとタロットは自分がより自分らしく生きるためのツールになる。

頭でっかちにならずに、直感のままにカードを受け止めることがポイントなんですね。なんとなく恐いイメージのタロットも、ストーリーを読み解くと、怖そうなカードにも希望が込められていたり、ヒントがあったり。怖がらずにまっすぐにカードと向き合うことが、タロットをツールとして使いこなしていくコツのようです。



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