講義レポート

「鉄板コーディネート」から「鉄板ライン」へ

「スタイル発見学」講義レポート

こんにちは、「スタイル発見学」キュレーターの小酒です。
自分の内面と外見を表現する自分だけのスタイルを見つける、新講義「スタイル発見学」が盛り上がっています!今回は本講義の様子をレポートします。

レポートの前にそもそもこの講義、どんな方が受講されているのでしょうか。参加者の方に受講のきっかけを聞いてみました。
・本来はやりたいことはどんどんやる行動派なのに、見た目で大人しいと思われることが多い。
もっと自分らしさを出せるスタイルを見つけたい。
・年齢を重ねるにつれて似合う服が変わってきた。
年相応で素敵に見られる服を見つけたい。
・毎日着る服を考えるのが億劫。もっと服を好きになりたい。
・自分に何が似合うのか分からない。
真面目に見られすぎるのでイメージを変えたい。

・今まではラフなスタイルが多かったけど、
もう少しビジネスを意識してキチンとした格好にもチャレンジしてみたい。

ナルホド。どれもうなづけるものばかり。みなさん、服装を自分を表現する手段として捉え、上手く活用したいと考えているようです。
それはとても大切なこと。なぜなら、人は初対面に近い人ほど外見でその人を判断するから。第一印象はほんの数秒で決まると言います。チャンスをモノにしたいなら、相手に自分をどう見せたいかを考え、それを外見でも表現することが重要なのです。
ただ、それが分かっていても
自分の服装が他人にどんな印象を与えるのか、自分で判断するのは難しい。
そこで、この講義ではグループで互いの印象を伝えあうことを大切にしています。
先週の授業ではちょうど、自分に似合うスタイルのパターンを探す実験が行われていました。
雰囲気の違う4つのネックレス。

白いドレープをつけて、まずは4つすべて試着して、メンバーに見てもらいます。
見ているメンバーは4つのうちどれがその人に似合うのかを観察。
4つつけ終わったらどれがベストマッチしていたかをメンバーに投票してもらいます。
面白かったのが、ほとんどの人が全会一致でベストマッチが決まること!

「コレが似合う!」というのはこんなにダイレクトに他人に伝わるものなのだ、
ということが一目瞭然でした。
そしてその逆もしかり。
似合わないネックレスには一票も入らないのです。
これを見れば、「流行っているから」という理由で買ってはいけないことがよくわかります。
この実験の他にもメンバーの声を聞きながら、みんなで一緒に自分スタイルを探していき、第3回を終えて、ようやく個々のパターンが分かってきました。
誰でも「この服で出掛けると褒められる!」という鉄板コーディネートを1つや2つはもっているものですが、似合うパターンが分かると、「鉄板ライン」が出来るそうです。
鉄板ラインが分かれば、「今日は大事なデートがあるけれど、この服もあの服も着てしまった!」という悩みが解消されます。鉄板コーディネートが自在に組めれば、毎日の服選びも楽しくなりそうですね。
第4回は、外見で似合うスタイルと内面との融合。
パキっとしたスタイルが似合うけど、柔らかくて優しい性格というような場合、
どのように自分らしさを表現すればいいか、といったことを考えていきます。



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