講義レポート

スタイルのある女性を目指して(後編)

「スタイル発見学」講義レポート

キャンパスライフ探究家の鈴木麻里子です。多角的な視点で自分らしいファッションスタイルを確立する「スタイル発見学」の講義レポート(後半)をお届けします。(前編、講義第1回目、第2回目の様子はこちらです。)


第3回目は前回診断された自分のファッションタイプを頭に叩き込むべく、ファッション誌から該当するものを切り抜きました。そのスタイルがどれか分からなければ、どんなお店で、何を選んだらいいのか、判断はできません。「自分が着る」という先入観を捨て、自分のファッションタイプを象徴するようなコーディネートをひたすら切り抜いていきました。

第4回目は、外見と内面のマッチングについて。ファッションタイプの中で、自分をどう表現したらいいのか考えました。例えば、「ラブリータイプが仕事を信頼して任せてもらえるようなオフィススタイルは?」「直線的で洗練されたかっこいいスタイルの「ハイファッション」の休日スタイル」などTPOを考慮したスタイルを探していきます。自分のファッションタイプをぶらさず、どうマネジメントすればいいのか、教授の提案をいただきつつ学びました。

最終回は、今まで学んできたことをコーディネートで体現する日。毎回「今日のファッションポイント発表」の時間があるのですが、最初は特に理由が説明できなかったのが、最終回では、ひとつひとつのアイテムに意図があり、非常にロジカルな説明になっているのにお互いの成長を感じました。その姿は皆、堂々として表情も自信が満ち、それぞれのチャームポイントが前面に押し出されている印象を受けました。「似合う」とは、まさにこのことなのだと実感しました。教授から小物使いのアドバイスも頂き、賢くバリエーションを膨らませるテクニックは即活用できるものばかりで最後まで学びは尽きませんでした。そして、最後に受講生同士で似合うと思うコーディネートの切り抜きとメッセージのプレゼント。自分の個性を肯定してくれるメッセージは宝物になりました。
今まで着たことのない服を着たり、見向きもしなかったお店に入ったり。たかがファッションかもしれませんが、されどファッション。「あり得ない」と思っていることを受け入れ、取り入れることは、葛藤があり勇気が必要です。しかし、それは、自らの許容範囲の外側に何倍もの広い世界が開けるということ。他の分野でも「今まで有り得ないと思って避けて来たこと」の中にも実は何か花開かせる種が待っているのではないか、と考えるようになりました。
受講生同士の「似合う!」「それ、いいね!」というポジティブな言葉に勇気をもらい、全員で背中を押し合って掴んだ自分のスタイル。この経験は、また何か新しいものに挑戦するとき自分の支えとなるでしょう。

己を知り、自分の選択に自信をもつことは、やがて、自分そのものの自信に変わります。外見と内面は別のものでありながら、必ず対になって影響を及ぼすものなのだと体感をしました。「外見より、大切なのは中身でしょ?」と言葉に出会ったら、私は自信を持って「外見を磨くことは、内面磨きへ一番直結したアプローチ法だよ」と声を大にして伝えたい、そう心から思います。

関連情報:
・スタイルのある女性を目指して(前編)
・自分を解放する服
・グループワークでファッションスタイルを診断
・アクセサリーで、見た目をマネジメントする



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