こんにちは、学長の和泉里佳です。朝ごはん学に続き、原宿IKi-BAキャンパスでの新講義第2弾『ベストセラー企画会議』がスタートしました。ベストセラーとなるような本の出版を目指す人が集まりそれぞれの企画を考えていくこの講義、その模様をレポートしていきます。
なんとこのベストセラー企画会議には講義がスタートする前から宿題が。それは「自分の出したい本の企画を書いてくること」。初回はその企画案を元に自己紹介するところからスタートしました。
第1期のメンバーは、ライターとして記事を書くことを仕事にしている人や、雑誌を作っている人のように少し近い業界にいる人から、本の出版とは全く関係のないお仕事をしている人まで、実に個性豊かで多様な顔ぶれが揃いました。
当然のことながら、出版社がOKを出さないとどんなに良いアイデアも本として世の中に出ていくことはありません。良いインスピレーションや考えを、そこから実現するための設計図・青写真という形にすること、そしてお金と引き換えにそれを買いたいという人を発生させることが企画を立てるということ。
そんなアイデアと企画の違いを明確にした上で、編集者としてベストセラーを何冊も世に生み出してきた教授の中吉(なかぎり)さんから、これまでに手がけてきた本と一緒にその本が出来るまでの本物の企画書を見せてもらいました。「企画書は通すことが目的。通らない企画書はただの紙」と言われる厳しい世界とのこと。
たくさんのミリオンセラーを手がけてきた編集者の中吉さんから見た、「この人に本を出してもらいたい」と思う人の条件とは何でしょう?という話にみんな興味津々。それはこんなことでした。
1.専門分野で実績があること
2.人とは違う視点を持っていること
3.一貫したメッセージ性があること
本を出すことで、読んだ人が楽しくなったり役に立つような、社会に貢献する価値観というものが大切になってくるようです。本を出すこと自体が目的ではなく、本を出すことで幸せに生きることができると良いですね。これからみんなの企画がどのように育っていくのか楽しみです。
本屋さんで人がその本を手に取るかどうかは、たった0.5秒で決まると言われているそうです。そのためにはまず、タイトル、装丁、帯、3つの要素が大切ということで本屋さんに行って売れている本について研究することが課題になりました。早速Facebookで毎日研究内容をシェアするプロジェクトがスタート。講義以外の時間にもお互いに学び合えるのは良いですね。
これから5週間、質の高いコンテンツづくりや時代の潮流など、ベストセラーになるための条件や可能性についてじっくり学んでいきます。