講義レポート

鬼は外!「豆」がテーマの節分おうちパーティー

「おうちパーティー学」卒業生同窓会レポート

今年2月で10期を迎えるおうちパーティー学では、現在約80人の卒業生がいます。季節ごとに開催する同窓会では、卒業生の有志が幹事となり、パーティーの開催内容やテーマをつくっていきます。

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今年初のおうちパーティー学同窓会は、2月3日の節分にちなんで、テーマは「豆」。このパーティーの毎回のルールとしてあるのが、1人1品、料理を持ち寄ること。手作りでも、買ってきたものでもなんでもいいので、みんなと一緒に食べたい料理を持ち寄るんです。

大豆や小豆、黒豆、金時豆、ひよこ豆、枝豆など、いろんな豆料理が食卓に並びました。大豆の和風煮ものやイタリア・トスカーナの伝統料理の野菜と豆の煮込み、いろんなお豆の入ったキッシュやミートローフなどなど。甘いお豆の入ったパンやシフォンケーキ、ハート型ケーキにビスコッティ。小豆の寒天に至るまで、種類が豊富でした。

ラッピングが得意な卒業生は豆菓子をオーナメント風にラッピングして持ってきたりと、ちょっとしたアイデアや相手を想う気持ちに感心し、卒業生同士も毎回刺激を受けて帰ります。作った人それぞれの味付けやお皿への盛り付けで、目もお腹も満足する即興の食卓になります。

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メイン料理として準備したのが「鬼の飾り巻き寿司」。ただし、完成品ではありません。出来上がった巻き寿司を”ただ食べるだけ”ではもの足りない。そんなわけで今回は、具材と酢飯だけを事前に準備して、設計図を頼りにみんなで飾り巻き寿司に挑戦しました。

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「何事も、やってみなければ分からない。」その言葉通りご飯の量だったり、具材の置き方だったり、作るほどに上手になって、だんだんと悪そうな赤鬼が出来上がりました。一度はつくってみたいけど、なかなか機会に恵まれなかった料理も、やってみれば実は簡単だった!とか、前回はここで失敗したから次はこうしてみよう!など、卒業生たちはいろんなことに果敢に挑戦します。それは完璧なパーティーをつくろうとしないところにあるのかも知れません。

目指しているには完璧なただのパーティーではなく、失敗もあるけど思い出に残る個性が溢れる特別なパーティー。おうちパーティー学では、人と共有する時間や空間をもっと楽しくするアイデアをみんなでつくりながら学んでいきます。次回も開催予定の同窓会、今度はどんなパーティーになるのでしょう、今からとても楽しみです。

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(text:「おうちパーティー学」キュレーター/有山百恵)



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