講義レポート

質問学」キュレーターの岡島です。この講義が生まれたきっかけは、数々のベストセラー書籍を世に送り出している教授の中吉智子さんと何気ない会話をしていた時でした。普段私は口数が多いほうではありませんが「中吉さんについ話したくなってしまう感覚は何だろう?」という事に気づき、編集者として著者にインタビューをする際にしているテクニックや心構えなどを伺いました。

「質問学」では編集者のインタビュー術を参考に、質問マトリクスを使って質問の流れを考え、公開取材などの実践を交えながら人やモノの魅力を引き出す方法を学びます。

質問学 ▲4回目のゲストに来てくださった自由大学の和泉学長。
ご自身の取材経験を語って頂いたあと、受講生から質問攻めに。

第1期の受講生は比較的クリエイティブ職の方が多く、クライアントの要望を引き出したいがどのように本質に迫ったら良いか?という問題意識を持っていいる方が多かったです。職種に限らず、クライアントの本音が聞き出せるほど嬉しいことはないですよね。あと、社内報の取材で父親くらい年齢差がある先輩社員に質問を投げかけても場が盛り上がらない…というお悩みもありました。よりよい本番を迎えるためにグループワークや公開取材で、質問の“玉出し”をする練習を思いっきりやることで自信がついてきます。

「質問学」では、単に正解事例を解説するのではなく、自らの視点で質問を組み立てる力を養います。「どんな質問が正解か?」それは状況によって変わるもので絶対的なものはありえません。それより「いま何が問題なのか?」に気付けるように一緒に学ぶ仲間と切磋琢磨しながら、好奇心を持って物事に接する感覚を身につけましょう。



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