講義レポート

「新旅学のすすめ」推薦書籍

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「接続性」の地政学 上: グローバリズムの先にある世界 パラグ・カンナ (著)

「接続性」の地政学 下: グローバリズムの先にある世界 パラグ・カンナ (著)

世界を旅しながら生活を積み上げることのメリットは様々な変化に対する感性を磨けることだと思います。旅人や冒険を好む男たちは常に地図とコンパスを身体の中に忍び込ませ、どこに行こうとも災害やテロのリスクがある昨今の不安定化している国際情勢の変化をサーフするごとく、なんを脱していく。

最近、そんな自身の命を守ることにもなる地図を眺めていてふと気づいたことがある。この地図の中にある境界線は誰が引いたものか?縦横無尽に世界の国境線をまたぐことがここまで容易になった今、果たしてこの国境という線の意味を改めて問う必要がある。

なぜならば、一方的に流れてるくるニュースや情報には誰かの意図が見え隠れてしている。その意図を操る源はその線を守り抜く国または政府であり、その権威にぶら下がる大資本家である。その一部の人たちが繰り広げる縄張り争いの為に国境は使われていると分かればインターネットで世界の現実に向き合える大多数の国民にとってむしろ、そんな線は意味を持たない。

この書籍は国境なき新たな時代の到来を的確に読み解き、グローバル社会の構造やその意味に対する明確な示唆を与えてくれます。ちなみな、この筆者も幼少時代から世界を渡り歩いてきた現代のノマドである。世界は果てし無く広い。が故に興味は一生つきないのだろう。



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