スケッチジャーナル学を受講してから、毎日様々なことに好奇心のアンテナを張るようになりました。この講義は私にとって、日常をイラストにするだけでなく、日常を俯瞰して見て、自分がどんなことに興味があるのか掘り下げて、編集していくことだと感じています。
今回は少人数の集中講義だったため、自由に質問したり作業したりと好奇心の赴くままに授業が受けられました。まずは、ハヤテノコウジ先生が今まで書きためた10年分ほどのかわいいイラストや、雑誌のように見せるアイデアが満載の手帳をたくさん見せて頂きました。さらに、かわいい色のペンや色鉛筆などの文房具、手帳も山ほど見せてもらい、受講者のみんなは楽しさや興味が爆発し、質問が止まりませんでした。
ハヤテノコウジ先生は、私たちの次々に飛んでくる質問に対して丁寧に何でも惜しみなく教えてくれます。そしてどんな質問に対しても打ち返してくれました。最後には、スケッチジャーナル学だけの話ではなく、先生の生き方やダブルワークのコツなども伺ってしましました。また、手帳の中には、先生のブラックな面を書いた自由俳句もあって、先生の意外な一面を見た気がしました(笑)。
昔に比べて、個人で何かを様々な方法で発信することが簡単になり、そのアイデアもツールも手に入りやすくなったと思います。今回は「スケッチ」という方法で、地道に自分の好きを極めていき、そこにファンができ、世界が広がったという素敵なお話を伺い、私も日常から自分の好きを大事にして、それを結晶化していきたいと思いました。
そして、受講後、受講者の方々とお互いに描いたスケッチを見せ合ったり、面白いアイデアや文房具を見つけたら共有したりするライングループを作りました。スケッチがある程度たまったら、集まって語り合う予定です。こういう好きな事が似ている仲間ができたこともとても嬉しい収穫でした。
words:5期生 市川 佳世子さん