講義レポート

若くなった、しかもたくさん

「オトコの姿勢学」講義レポート

学生の頃から姿勢が悪く、両親からよく指摘されていました。なんとかしたいな、と思いつつも姿勢に気を配って胸を張るのは疲れるし、面倒くささと気合不足と、そもそも胸を張って生きるほど自信もなかった感じでそのまま時が流れました。

ある日、<未来を歩く姿勢学>の卒業生である妻が「オトコの姿勢学というのがあるよ」と薦めてきました。へえ、メンズバージョンもあるのか、程度の反応でしたが、その一週間後には申込みを済ませていた自分が不思議でした。猫背への積年の想いか、夫を操る妻の術か、それとも愛か、今となっては何でもよいのです。

そして運命の初回、この日を境に私の姿勢は驚くほど改善されていきました、いえ、姿勢に対する意識が改善されたと言うべきでしょう。

6名の姿勢に悩みを持ち、実際かなり姿勢の悪い人達が集まり、普段のままの座り姿勢、立ち姿勢、歩き姿が撮影されました。そして日常見る機会のない自分の姿を目の当たりにして、その酷さに愕然としたのでした。ここまで酷かったのか。それになんか暗いし。いかん。やる気モード、いえ、やらねばモードが一気に上昇です。

第2回までの一週間、私の姿勢への取組みはかつてない熱意で進行しました。篠田先生直伝のとおりに姿勢を正し、教えていただいた体操は朝晩妻と共にしっかりと、昼は会社の非常階段の踊り場で密かに体操。通勤する人々の姿勢を観察しては、日本人は猫背が多いなと認識したり。

理学療法士の吉田さんの講義でのお話、「正しい姿勢ならば、腰痛、肩こりでの病院通いの大半は不要になります」目から鱗でした。

第3~4回はウォーキングの実践。全面鏡張りの部屋にわが姿を映して歩くのはなかなかの快感です。レッスンの後、姿勢にちょっとうるさくなったメンバー達の実直な感想が飛び交いました。初日の映像とはまるで別人になった自分達の歩く姿は、単に姿勢が良くなっただけでないことは一目瞭然でした。なんと言うか、付加価値がたくさん着いて来たのです。それを「信頼感が出た、仕事を頼みたくなる」とか「幸せのオーラに包まれて楽しそう」、「まさにエグゼクティブの雰囲気」といった言葉で表しました。ちなみに私が受けた評価は「若くなった、しかもたくさん」。嬉しい。

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なるほど、初日先生が仰った言葉「なりたい自分になる」が腹に落ちました。最終回、別人さん達はみな思い思いの服装で登場し、自分を表現しまくりました。

これまで姿勢について深く考えたことが無かったのですが、そういえば「姿勢」という言葉には物事に取組むときの精神的な「姿勢」という意味もありますね。身体の姿勢を正せば、心の姿勢も正され、それが相手や周囲の人々の印象に少なからず影響を与えるのでしょう。それほど姿勢は根本的なものであり、人を表現してしまうのですね。

あと10年早くこの講義を受けたかった。なんて後ろ向きなことは言いませんが、これからしっかり身体と心の姿勢を正し、若々しく前向きに歩んでいく勇気と力をこのオトコの姿勢学でもらいました。

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第3期生 ファンファン



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